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恋や家庭がうまくいく女性のコミュニケーションルール|vol.10 「我慢」は禁物。自立したパートナーシップを目指すには?

人は同じステージの人と惹かれ合うという法則があります本連載vol.8参照)

言い換えると、人は自分と似た人を周りに引き寄せてしまう…ということでもあります。

この引き寄せている自分自身がどんな人かというのはとても重要で、これにより、良いパートナーシップが築けるかどうかが決まります。

良好なパートナーシップは、お互いが自立していないと成立しない

自立は愛を生み、執着は依存を生み出します本連載vol.6参照)

依存は「あなたがいなければ」「あなたのせいだ」という心理状態をつくりだしてしまいます。

恋愛に限らず、「パートナー」は組織の最小単位です。仕事に置き換えたとき、仮に全員が「うまくいかなくなったら全て周りのせいだ」と思いながら仕事をしている会社があったとしたら、人間関係も悪化しますし、業績も伸び悩む…というのは想像しやすいでしょう。

男女のパートナーシップにおいてもそれは同様です。

人にはそれぞれ異なった価値観があります本連載vol.9参照)

価値観には正解がないため、お互いが「わたしは間違っていないから、絶対に譲らない。あなたが変わればいい。」という思考を持っている限り、関係性が変わることはありません。

こういった「物事の原因は自分にない」という発想は、かえって「わたしにはいまの現実をコントロールできない」という、不自由さを生み出します本連載vol.7参照)

これによって、人生が思い通りにならないストレスを常に抱えてしまうことになります。

「わたしが我慢すればいい」は望まない結果を招く

こうした価値観の違いを受け入れようと、「わたしが我慢すればいいんだわ」と思ってしまう人がいます。

しかし、この「我慢」が「自己犠牲」であれば、いずれは関係性が破綻してしまいます。

自己犠牲は、自分らしさを押し込め相手に意思表示ができなくなってしまうため、不満を溜め込んでしまいやすくなります。

★たとえば、夫婦共働きの家庭もしくは同棲中のカップルで、家事のほとんどを女性が引き受けているケース。円満な関係を目指して、良かれと思って引き受けているにも関わらず、ある日彼の方から「えー?今日の献立って手抜きじゃない?」と言われたら、どんな気持ちになるでしょうか。

わたしはあなたのために、家事を引き受けているのに!褒められたりお礼を言われても、こんなこと言われる筋合いないわ!

と思ってしまうのであれば、もしかしたら、それは自己犠牲なのかもしれません。

自己犠牲とは、本当はやりたくないことを「やらなければいけない」と考えて行う行動なので、見返りがもらえないときや、努力が認められないときに、腹が立ってしまいやすいのです。

自己犠牲でない場合は、自身が「相手が喜ぶのなら、ぜひやってあげたい」と思えているときです。

無理をしていないので、先に挙げたケースでも、多少の不愉快な気持ちはあるにせよ、「あなたのためにやってあげたのに」という見返りを求める感情は湧かないでしょう。

さらに「自分の機嫌は自分でとる」というのも、自己犠牲をしないための大切な考え方です。

相手がどんな態度をしてこようとも、「感情さえも自分が選べる」ということを意識するだけで、心の持ち方は変わります本連載vol.7参照)

「わたしが自ら、彼を喜ばせようと思ってやったことが、彼にとっては嬉しくなっただけのこと」と、淡々と受け入れられるようになれば、必要以上のケンカも起こりにくくなります。

また、自己犠牲に感じてしまいそうなときには、きっぱり断ることも大切です。「やってあげたい気持ちはあるのだけれど、どうしてもここまでが限界なの」と伝えることで、妥協案が見つかるかもしれません。

仮にパートナーが理解を示さないにせよ、自分自身に無理をさせていないので、自分のストレスは軽減させることができます。

習慣を変えるには、勇気ある一歩が必要

こういった自立的な思考習慣や行動習慣は、なかなか一朝一夕では身につきません。

繰り返し実践していくことが求められますし、周りに依存体質の人が多いとどうしてもそういった会話が増え、引き戻されてしまいます。習慣を変えるには、自分から見て理想の人といる時間を少しでも長くすることです。

これは人間性だけではなく、体型や経済状態にもいえること。

当然、習慣があまりにも違うので、最初は居心地の悪さを感じるかもしれませんが、次第に慣れてきます。

また、パートナーが依存的な場合、そんなパートナーの習慣を無理やり変えようとすることは、好ましくありません。

他人のことはコントロールできないのです本連載vol.4参照)。しかし、自分が影響することはできます。

信頼に足るパートナーであれば、自分自身が前向きな変化をしていくことにより、少しずつ相手にも変化が見られる可能性があります。

逆に、パートナーがそんな自分に居心地の悪さを感じて変わらないのであれば、ステージが変わってしまったということ本連載vol.8参照)

この場合は前向きなお別れもあり得ますが、その分、次に巡り合う男性は、成長したあなたにふさわしい男性になる可能性が高くなります。

いずれにせよ、まずは自分が変わらなければ、目の前の現実は変わりません。

同じことを繰り返しても、現実が変わらないのは当たり前のこと。

痩せたいと思っている人が、毎日同じものを食べ、運動もしなければ、痩せられるわけがないのと一緒です。

習慣を変えるときには、思い切った行動や、苦痛に感じることを継続しなければいけません。

意思の強さが求められますが、その結果は必ずついてくることでしょう。

Written by

小嶋由希子
北海道函館市生まれ。工業高専で情報工学を専攻後、藤女子大学にて日本語・日本文学を学ぶ。イラストレーター・デザイナーとして活動する傍ら、複数企業の採用・人材教育に携わり、自己啓発・能力開発にも関わる。健康・美容ブランドの代理店事業やホステス業を並行し、現在は銀座でナイトワークをしつつライターとして活動している。

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