Ane会

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【意識改革】自分で居心地のいい環境をつくろう|Ane会

日常生活において、自分の期待通りに事が進まないことに、人はストレスを感じます。

  • いつも乗っている通勤電車が混雑で遅延し、定刻に到着しなかった
  • 忙しい朝に子どもがグズグズし、身支度がスムーズに進められない
  • 〇〇さんがやってくれると思っていたのに、やっていなかった
  • 会社に制度が整っていないから諦めるしかない

仕事をしていて、そこに集まる人々は学生時代のサークルとは違います。必ずしもあなたが気の合う人とばかり一緒に仕事ができるとは限りません。

例えば、一つの会社に長く勤める人が多い会社があるとします。そうすると、長い付き合いから、その会社の文化に染まっていることが多いので、わざわざ言わなくても「常識」が通じてしまうことがあります。

しかし最近では転職する人が多く、そんな会社に転職した人は特に、過去に所属した会社の文化や常識を現職に持ち込んで、「この会社はおかしい」とか「〇〇さんの行動は常識外れだ」と、あたかも自分が何か被害を受けたような感覚に陥るケースもあります。

新しく飛び込んだ会社。心地いい家庭なら自分で作ろうとするのに、心地いい職場は周囲に与えられる。そう思っている人が多いのかもしれません。

それでも私は、職場だって自分で心地いい環境にできると考えています。

居心地の良さとは何か

では、そもそも「居心地のいい職場」って何でしょう?

  • エアコンが快適
  • オフィスがきれい

というような、施設や設備面での心地よさというのもありますね。

ただ、こうした心地よさは、自分で作ることができないことが多いので、今回は対象外とします。

大抵の場合、

  • 自分の意見や考えを言いやすい
  • 人間関係が円滑
  • 自分が集中したい時に集中できる

このように、心理的に安心でき、自分が望む行動を妨げられないような環境と言えるのではないでしょうか。これらは一見、上司が作ってくれる場の空気にも感じられますよね。

もちろん、上司が作ってくれたら助かりますが、そうでない環境に直面した場合、どうしますか?

もし、上司のせいにしてばかりで、ちっとも職場環境が改善しないとグチを言うくらいなら、自分で心地よい環境をつくってしまえばいいのです。

どういう環境なら安心できるのか

では、あなたはどういう環境なら安心して自分の意見を言えるのか、どういう人間関係なら安心して仕事に取り組めるのかを考えてみましょう。

  • 何を言っても責められない、否定されない、叱られない
  • マイクロマネジメントされず、裁量を信じて任せてもらえる
  • 事細かに仕事の指示があり、こまめに面倒を見てくれる人がいる
  • 困ったときに何でも相談できる人が近くにいる

など、いろいろあると思います。

平たく言うと、仕事で関わる人達と信頼関係が築けていれば、あなたの仕事のスタイルが指示されたことをこなす役割だったとしても、自分の裁量で仕事をしていくタイプだったとしても、安心なのではないでしょうか。安心」というのは、とても重要なキーワードだと私は考えています。なぜなら、「安心」があれば「意欲」が湧くからです。

安心の逆、「不安」な状態では、何か新しいことに挑戦する意欲は出てこないと思いますし、言いたいことも言えないと思います。

そんな「安心できる環境」は、自分でつくれます。

安心できる環境をつくるには

一番のポイントは「悪いことを隠さない」ことだと私は考えています。

常に仕事が思い通りにうまくいくとは限りませんから。

自分にとって都合の悪いことは、様々な理由や原因があって、約束通りの仕事の成果を出せないことです。

そういう事態になっている時というのは、仕事を進める途中で「無理そうだ」「やばい」「まずいことになった」と感じ、結果がどうなるか予測ができているのではありませんか?

問題点を何とかしようと対策を考え実行するのは当然です。

けれど、仮に「何とかしてから報告しよう、それまで黙っていよう」と考えることが先に立つなら、そこが間違っています。

うまくいっていないことを仕事相手に話すわけですから、厳しい言葉を受けるかもしれません。叱られるかもしれません。

でも、どんなことを言われようとも、現実は現実として「伝える」ことこそ、あなたが安心できる環境をつくる第一歩。

よくない事態が起こりそうだと感じたら、その状況を一番近い仕事相手に話しましょう。話す時は、以下の4点を外さないようにするといいです。なぜなら、あなたが話さなかったとしても、相手はきっと質問してくるからです。

よくない事態の時に、仕事相手、特にそれが上司や取引先の人だった場合、質問が「詰問」になりがちなので、そうなる前に自分から話すことが大切です。

  1. ゴールに対して現時点を説明する
  2. 順調に進んでいた場合の状況と現実の差を説明する
  3. よくない事態になった原因(想像でもよいが、想像であることは伝える)を説明する
  4. どんな対策を講じるかを説明する

原因について、もし相手から責められたら辛いですね…。

辛いのはわかります。責めて解決することではないことは、相手もわかっているはずですが、感情が高ぶっているのでしょう。

そんな時は、売られた喧嘩を買わず静かにしていましょう。

辛さは自分なりの方法で、別の場所で発散するか、きっと未来で消化できるはずです。

「隠す」ことは信頼関係を失う行動

どんな些細な「よくない事態」でも話すようにしていると、あなたは「隠さない人」と認識されるようになります。

相手は早期によくない事態を知り対策を取ることができるので、あなたに対して安心でき、その結果、あなたも安心できるはずです。

秘密にしなければならないことを隠すこととは違います。

最初の一歩を踏み出すのには勇気がいりますが、ほんの些細なことから話すようにしていると、次第に言いやすくなってきますから、あなたが安心して働く環境をつくるために、ぜひやってみてくださいね。

Written by

石田 映子
愛知県名古屋市生まれ。17年間IT企業でシステムエンジニア、プロジェクトリーダーとしてシステム開発に従事しながら、若手社員育成、女性社員のメンター、社内の女性活躍推進活動にも従事。
育児休暇取得後復帰し、社会人、母、妻、一人の女性としての生き方、あり方を追求し、それを実践すべく、ベンチャー企業に転職し、人の育成に携わる。もうすぐ6歳になる娘を持つワーキングマザー。

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