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恋や家庭がうまくいく女性のコミュニケーションルール|vol.13 心から幸せを感じられるパートナーシップとは

家庭や恋愛でのコミュニケーションルールをご紹介してきた本連載。

最終回は「幸せとは何か」をテーマにお伝えしていきます。

常に「幸せになるために」選択している

わたしたちが何かを選ぶとき、良くも悪くも「まだマシ」と思えることを選択しています。(本連載vol.7参照

つまりは、自分にとって少しでも幸福な気持ちになれることを選ぼうとしているということです。

なので、たとえ修羅場になり、当面悲しみを引きずろうとも、長期的に見て幸福な気持ちになるために別れ話を切り出すこともあります。

また、あとから大揉めすることが想像できても、その場の幸福感を求めて浮気に走ることもあります。

別れたくてもなかなか別れられない…という場合も、別れたあとに起こるさまざまなことを想定すると、別れないほうが幸福感を得られるからという見方ができます。

何が幸せかは人によって違う

この「何をもって幸せと感じるか」は人によって大きく違います。

パートナーとの関わり方においても、常に一緒にいることで幸福感を感じるか、たまに会う程度が一番幸福感があるかなど、その違いは随所に現れます。

大切なのは「相手が何をもって幸せと感じるか」は、自分とはまったく違う可能性がある…ということを認識しておくことです。

自分とまったく同じ価値観を持つ人間は、この世に二人としていません。(本連載vol.9参照

血を分けた肉親でさえ異なるのですから、生まれ育った環境が違う異性ともなれば、違いは歴然としています。

「価値観が同じ人と付き合えば自分は幸せになれる」と考えてパートナー探しをすると、多くの人がなかなか出会えずに悩みます。

価値観の違いがあることは前提として、お互いの価値観を受け入れることが、パートナーとの関係を長く続かせる秘訣です。けれど、この「受け入れる」が「我慢する」という感覚になると、肝心の「自分の幸福感」が満たされません。

また、パートナーに「我慢してもらう」と、パートナーの幸福感がなくなり、気持ちが冷めていってしまいます。

大切なのは「幸福感をどこに持つか」ということ。

自分のしたいことをし、相手に付き合わせることに幸福感を見出すのではなく、「パートナーが幸福感を感じる姿を見て、自分も幸せだと感じられる」ようになることが、理想の形です。

周囲の常識に惑わされない

自分が幸福感を持つためには、世間一般の常識に惑わされず「何が自分の幸せなのか」を認識しておくことも大切です。

大富豪でも、敏腕の経営者でも、愛情に恵まれず孤独感に苛まれている人はいます。

また、誰もが羨むような絶世の美男美女と結婚した人が、その人で満たされず浮気を繰り返している…ということもあるでしょう。

待望の子どもが生まれても、親子関係の悩みは尽きません。

仕事の成功にも、経済状況にも、結婚や子育てにも、万人にとって「必ず幸せ」というものはないのです。

「世の中の多くの人が幸せだと思っていること」と「自分が心から幸せだと思うこと」は別物です。周囲の声に左右されて焦る必要はありません。

どんなに周りが「女性にとっての幸せ、母親としての幸せとはこうあるべき」と説いてきたとしても、それが正しいとは限りません。

それよりも、「わたしにとっての幸せの理想形とは何か」を知ることが大切です。

「今でもすでに幸せ」と気づくこと

「条件付きの幸せ」を考えてしまう人は、終わりのないループにはまってしまいがちです。

  • 「パートナーができたら幸せになれる」
  • 「結婚すれば幸せになれる」
  • 「子どもができたら幸せになれる」

このように「今ないものを手に入れたら幸せになれるだろう」という思考は、それを手に入れたとしても思ったようにいかず、いつまでも満たされない状態を作り出してしまいます。

そうではなく、「今のわたしはすでに幸せ」だと捉えることで、気持ちは楽になっていきます。

これは決して、現状に妥協するということではなく、「今あるものが当たり前ではないと気づき、感謝する」ことです。

思い通りにいかない状態では、どうしてもそう捉えるのは難しいかもしれません。

けれど自分のもつ目に見えないエネルギーは、自覚している以上に周りに影響しているもの。

どんな物事でも「意味のある経験だった」と思え、あらゆる人や物事に感謝し、笑顔で過ごしている人は、周りの人を惹きつけます。結果的に、良い出会いを招くことでしょう。パートナーが今現在いない人は、過去のパートナーから学んだことを振り返り、感謝で「完了」させることで、人間的な深みが増し、素晴らしい相手に巡り合いやすくもなります。

そうして「すでに幸せ」と思えたならば、次に「今よりももっと幸せになろう」「周りの人も幸せにしていこう」という段階へ移っていきます。

幸せは自分の内側から起こるもの

総じて言えることは、「幸せとは誰かから与えてもらうものではない」ということです。

パートナーは「自分を幸せにしてくれる人」ではなく、「自分の幸せに気づかせてくれる人」です。

そして、パートナーにとっても自分がそういった存在になることで、パートナーシップはより強固なものへと変化していきます。

恋愛は相手ありきであり、コントロールがきかないことの連続です。

だからこそ、自分を整えることが先決です。

自分自身が豊かで満たされた状態であればあるほど、パートナーとの仲は円満となります。

反対に自分自身が満たされず枯渇している状態であれば、パートナーともケンカやすれ違いが絶えません。

うまくいかないときほど、自分が「自分一人でも幸せ」だと信じる思考になること。

その自立したマインドが、パートナーとの良好な関係をつくります。

パートナーはあなたを一方的に幸せにしてくれる人ではありません。

お互いの幸せを、共に拡張しあうために出会い選んでいる相手なのです。

Written by

小嶋由希子
北海道函館市生まれ。工業高専で情報工学を専攻後、藤女子大学にて日本語・日本文学を学ぶ。イラストレーター・デザイナーとして活動する傍ら、複数企業の採用・人材教育に携わり、自己啓発・能力開発にも関わる。健康・美容ブランドの代理店事業やホステス業を並行し、現在は銀座でナイトワークをしつつライターとして活動している。

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