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共働き家族が「働く」を考える/夫婦仲を円満する秘訣は|Ane会

例えば、お子さんが風邪をひいてしまった場合、共働き夫婦は一体どのような会話をするでしょうか?お子さんのことを心配することはもちろんですが、その次に考えなければいけないのは、そう、お仕事のことですよね?「前回は私が休んだから、今回はあなたがお仕事調整してね!」と言って「了解!」といった感じに、夫婦でバランス良く休みが取れるなら、それに越したことはありません。

しかし、お仕事の内容や職場の制度など、簡単に休みを調整できるとは限りませんよね。

今回は、ある家庭が数年にわたり夫婦で紆余曲折(ケンカ)しながら、「夫婦円満に働く」を本気で考えて出したひとつの答えをAne会のみなさんへ紹介しようと思います。「あるある!そうそう!」と思うところもあるのでは?

家族構成

家族属性 勤務・就学状況 備考
フルタイム正社員 残業や夜間の仕事あり
時短制度を使う正社員 9時~17時勤務・定時は18時
長男 小学1年生 18時まで学童保育(お迎えなし)
次男 4歳児(年中) 18時まで保育園(お迎えあり)
長女 2歳児 18時まで保育園(お迎えあり)

夫婦の両親は遠方のため、急なお休みの際に頼ることはできません。時折、ファミリーサポート支援を受けることもありますが、基本的に子育ては夫婦2人の力で頑張っているご家庭です。

あるある!シチュエーション

毎日元気に過ごす3人の子どもたち。最近、風邪をひかなくなったし、仕事も順調に行けるようになったなぁと思った矢先…。

朝起きると、2歳の娘が発熱!ううう…(涙)。朝のバタバタ時間で夫婦でゆっくり話すこともできず、なんとなく妻が休むことに。

(妻:心の声)はぁ、会社のみんなにまた迷惑かけちゃう…。

「行ってらっしゃい」と見送る夫を、どことなく羨ましく思ったり、恨めしく思ったりする自分に朝から自己嫌悪。気を取り直して、体調の悪い娘の看病が始まります。途中、会社に電話をかけ、電話越しに精一杯頭を下げ、お休みをいただくことを了承してもらい、そのあとは病院を予約して、いざ病院へ!

病院の診察結果は感染症とある病名でした。あと数日休まなければいけないので、妻は頭を抱えながら夫に連絡を入れます。「分かった。帰ってから話そう」という返信メッセージをもらった妻は、ほんの少し会社に行けるのかもという淡い期待を込めて夜を待ちます。

夫が帰り、ようやく子どもたちも寝静まった夜がやって来ました。妻が口を開く前に…

「俺、仕事休めないんだ…」

・・・は?話し合うって言ったじゃん。いつもそう。私だって、私だって。今日も休んだのに。

妻のうっぷんが大爆発する瞬間です。

夫の言い分・妻の言い分

:どうしても、今は外せない仕事があって、調整することも難しいんだよ。

:私だって、もう丸一日休んでしまって、会社のみんなに迷惑かけてるのに。これ以上迷惑かけられないよ。せめて、半休ずつで調整できないの?そもそも、昼間の返信メッセージはなに!?期待させるようなこと、言わないでよ!

:ごめんって。でも、●●ちゃん熱あるし、こういう時は母親が看てるほうが安心なんじゃないかな。■■(妻)の会社は時短とか、制度も整ってるじゃん。次男の保育園送迎は俺がやるから(任せとけと自信満々!)。

:そんな…。時短の制度は使っているけど、子どもが体調悪いから取れる休みなんてないよ!有休削ってるんだよ。それに、私だって正社員として働いてるんだよ。私がいなくて、困る人沢山いるんだよ。みんながつらい顔して働いている姿を想像するだけで、もう本当に心苦しいんだよ!

:じゃあ、親に来てもらう?片道4時間だけど。

:そんなこと言ってないじゃん。調整できる範囲でお願いしてるのに、まったく調整する気がないのが気に入らないんだよ!お友達のおうちでは、夫婦で交代ずつ休んでるのに、うちはいっつも…。私もあなたと対等でいたいの!私も同じように働いていたいの!

:他の家庭を持ち出して比較してもしょうがないだろ。うちはうちなんだから。そもそも、対等ってなに?子育てして、仕事して、対等って、無理だよ。お互いが対等だったら、うちは回らなくなる。今は今の生活を考えないと。それに、対等、対等ってよく言うけど、そんなに対等でいたいなら、俺が仕事を辞めて主夫になるよ。

:そんな、極端なこと言ってない!もう、いいよ!私が休めばいいんでしょ?

こんな感じで、なんとも中途半端な形でその夜が終わるのでありました…。

対等に働く、ということ

妻は「夫と対等で働きたい」という気持ちがあります。しかしながら、夫は「対等で働くことは難しい」と言います。

妻は対等が難しいと言う夫の考えを理解することができません。そのことが原因で、本当に数年もの間、子どもの急なお休みの時にはこそこそとケンカが絶えませんでした。

夫は、普段から家事や育児には協力的です。お料理は苦手のようですが、それ以外の家事なら几帳面にこなしてくれます。育児も同様、お休みの時は遊びに連れて行ってくれるし、夜中お漏らしした子どものベッドも、責めることなく取り換えて洗濯までしてくれます。妻から見ても、良い夫・良い父であることに違いはありません。

ただ、仕事と家庭の両立に関する価値観だけ、どうしてもかみ合わないのです。そして、いつもケンカの途中で妻は会話を投げ出してしまうので、堂々巡りになってしまっていました。

そんなある日、夫が何気なくワインを持ってやってきました。ちょっと話をしようと。実は、夫の言い分には、続きがあったのです。:俺はね、あと何年かしたら対等で働けるときがきっと来ると思っている。けど、今は二人で肩ひじ張ってガツガツ仕事していたら、子どものいざっていうときにうまく動けなくなる。だから、どちらかが一歩引いて、家族のバランスを保っていかなきゃいけないと思う。できれば、俺が仕事の大黒柱で、■■(妻)が家庭の大黒柱であって欲しいんだ。もちろん、協力できるときは、仕事を調整するよ。でも、できないときは、ケンカ腰にならないで、すっと一歩下がってほしいだけなんだ。それと、他の家庭と同じようにしようと、比較されるのも嫌なんだ。

妻はその時、はっと気付きました。

いつも感情的になって、最後まで話を聞いていなかったこと。夫の仕事に理解が足りなったこと。他の家庭と比較して羨ましく思っていたこと。「私は、私だって」と仕事をすることに焦っていたこと。いろいろな事が次々と矢のように心につき刺さってきました。それに、自分が一歩引くことができていないのに、相手に一歩引かせようとしていたこと。

それでも素直になれない妻は…。

:あなただって、私の仕事、理解してない。まず、私がどんなことしてるか、知らないでしょ?時短と看病休みの区別だってできないし。

:あー、それはごめん。けど、お互いの仕事を1から10まで全部知ろうっていうのは限度があるし。

:家では仕事の話するのも嫌だもんね。

:それは、昔の話で。家に帰ったら、仕事のことは忘れたかったから。でも、お互いの仕事を理解したほうが、家庭のバランスが保てるなら「今日こんなことがあった」とか「こんな嫌なことがあった」とかでもいいから、今までして来なかった仕事の話も、家で話すのもありなんじゃない?

:そっか。(ワインを飲み干す)

行先の見えない、長いトンネルから抜け出せたような気がしました。夫婦が出した結論は、

お互いを尊重し合えば、対等にいられるということ。

思いやる気持ちが何よりも大切なんだと深く思えた瞬間でした。

それ以降、夫婦は「自分が、自分が」ではなく、「よし、どうしようか」と話し合うことをスタートラインにしたことで、お互いを尊重し合いながら、仕事と家庭のバランスがとれるようになったようです。もちろん、夫婦仲も円満!

切羽詰まった時ほど自分の意見を出してしまいがちですが、相手を尊重することで、課題解決がスムーズになることが多分にあります。

もし今、夫婦でなんとなくモヤモヤした気持ちを抱えているならば、ワインを持って二人っきりの夜を過ごしてみてはいかがですか?

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