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世界基準の人事カウンセラーが語る日本とは違う働く女性の4つの共通点|中野裕弓さん

社会のトップに立つ女性の共通点

社会で活躍する女性の共通点を伺いました。

「私が、世界銀行に努めていたときの取締役を務めていた女性達は、産休を取った後に復帰された方々でした。世界的に見ても、女性の活躍は進んでいます。その方々を始め共通点は以下のとおりです。

  1. 学歴
  2. 職歴
  3. ハウスマネジメントや子育ての経験
  4. 専門性

この4つを兼ね備えている女性が、企業だけではなく、社会で活躍している女性の特徴です。」

ー 子育ての経験も含まれるんですね。

「上記の女性達は、産休中に大学院のスクリーニングに参加し、自分の専門性を高め、社会に復帰していました。母として子育ても行っています。男競争力ではなく統合する力。女性の方が子育ての経験を通して、この統合する力がより養われると言われています。」

ー女性らしさや母性がキーワードになるんです。

「女性のキャリアを考えると、産休をキャリアの中断と捉えるのではなく、専門性を高めたり、統合する力を磨く期間と捉えることができると思います。更に、働く女性がより活躍できるための女性ネットワークの構築も社会に求められています。

「しなやかに、したたかに」がキーワード

女性のキャリアを考える上での、ポイントが有ります。

それは、「しなやかに、したたかに」

「20代から30代の女性の場合は、仕事以外にも、結婚、出産という道も同時に考えるものです。多くの方の場合は、キャリア=仕事のキャリアではありません。結婚後も、親の介護など、女性が担うとされる部分は多くあります。」

女性には女性のキャリアの作り方があると決めて、3年、5年のスパンで、専門性を磨くことが重要です。子育て中の女性が男性とキャリアを比べる必要はありません。

「子育てや介護で仕事に充分な時間を取れない時には、女性サイズの働き方を考えればいいんです。例えば、通勤は30分以内にして、時間を有意義に活用すること。様々なサービスなどを活用して、家事を楽することもその一つ。女性にあった、自分サイズの働き方を見つけ、しなやかに、したたかにキャリア形成をすることがポイントです。」

最適なプライベートと仕事のバランスは?

ワーク・ライフ・バランスという言葉を聞いたことがあると思います。仕事とそれ以外の時間のバランスを取り、人生を充実させるという考え方です。

「私が世界銀行にいたときに、上司から聞かれたことがあります。中野さんは、プライベートと仕事のバランスを何対何のバランスで考えているんだ、と。『自分はなんて答えたらいいんだろう』と思い、その比率を『75%:25%』と答えました。すると、その上司は、『君はクレイジーか?』というんです。彼が考える最適のバランスは、『仕事49%:プライベート51%』あくまで、プライベートを充実させることが、重要だと話してくれました。」

日本人の場合は、残業してでも仕事に多くの時間を費やす人ほど、評価される傾向にあります。しかし、女性に関わらず、そもそも、人は人生に幸せを求めて送るもの。世間がこうだからというよりも、自分にとって何が幸せかを基準に生き方を考えればいいんです。

1日10分自分のためのアポイント

今の女性は、仕事、家庭、子育て、介護、そして自分の時間と日々めまぐるしく予定をこなしています。それだけでも、マネジメント能力は、自然と鍛えられるものです。しかし、忙しくしすぎると何のためにやっているのか、わからなくなる時があります。

そんなときに迷わないためにオススメなのが、

『1日10分の自分アポイント』

瞑想、ヨガ、写経、運動、入浴タイムなどなんでも構いません。自分と向き合うための時間を1日10分設けるんです。普段、雑音を聞きすぎて生活していることが多いので、その時間だけ、無心になり、自分のことを考える時間を作るんです。

すると、心の声に気づき、活力を取り戻すことができます。

何のために働くのかと言えば、“幸せになるため”です。そして、女性にしか感じられない感性が必ずあるはずです。まだまだ、世間では、女性の働き方に対してのモデルケースは少ないですし、 それをサポートする地域や仕組みもまだまだ少ない。

軽やかに、自分が先駆者として”モデルケースになるんだ”という思いで活動をしてくれる女性を世の中は求めています。

お話を伺った方

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中野裕弓さん

カ ウンセラー、人事コンサルタント。9年間の英国生活の後、東京の外資系銀行勤務を経て、1993年よりワシントンD.C.にある世界銀行で4年余り、人事 カウンセラーとして多国籍の職員のキャリアや職場の人間関係のアドバイスにあたる。帰国後独立し、人生を楽しく活きるコツや心の持ち方、子供を取り巻く環 境の改善などをテーマにした講演活動や企業の人事アドバイスを行ってきた。ベストセラー『世界がもし100人の村だったら』の原訳者としても知られる。最 近はソーシャルリース(社会の環)という構想を打ちたて、世界中の人々が有機的につながる社会のあり方を提唱すると共に、女性達によるコミュニティづくり の支援にも力をいれている。

著書

『自分の心を満たす31の方法』
『100人の村と考える種』
『3つの箱~人生が一瞬で変わる思考整理術~』

など多数

寄稿者について

株式会社日淺Ane会Times編集長編集長・日淺 光博
Ane会Timesの編集長をやっています。会食、イベント、仕事でのつながりを通して、3年間でのべ1,000名以上の女性とお会いしてきました。お会いした方々のエピソードもご紹介させて頂きます。

更新の励みにもなりますので、こちらからご意見・ご感想など お聞かせ頂けると嬉しいです!

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