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東日本大震災から復興。地域に根ざし、地域と共に歩む・石巻日日新聞 報道部3

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石巻日日新聞さんの取材に同行

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と、日日新聞本社から、車で30分の石巻市女川町にいるご紹介された秋山記者のもとへ!3月22日に行われる女川町復幸祭2015の副実行委員長への取材に同行させて頂きました。
何が衝撃的かって、初めてお会いした時の印象。

「に、似てる・・・」

DSC_0340私と秋山記者、似ています・・・(笑)

そして、お話を伺った人はこのかた。

P1040787女川町は、人口1万人の地域で、死者574名、認定死亡者(震災行方不明者)253名。住宅総数4,411棟のうち、全壊2,924棟など、89.2%の住宅被害がありました。

その中で、震災以来、一日も休まずに女川町の復興のために尽力する高橋さん。秋山記者に同行させていただき、復興の今を聞いてきました。

女川に遊びに来てください。

女川町の復興の象徴として、毎年開催されている「女川町復幸祭」。今年は、ももいろクローバーZが、登場するなど、その規模も、楽しみも大きなものとなっています。 toplogo実は、この復幸祭を1年目から支えてきたのが、「水曜どうでしょう」のスタッフの人たちでした。その影にはこんなエピソードがありました。

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2011年。まだまだ被災の後を色濃く残していたそのころ。
高橋さんたち女川町の人たちは、立ち上がりました。

「自分たちの町のほとんどは被災したけど、いつまでも、塞ぎこんでいるわけにいかない。『被災した私達をわすれないでください。私達は被災して苦しい思いをしています。』そういうのはもうやめよう。おれたちの町を楽しんでもらう祭りを開いて、女川町以外のみんなに来てもらおう。元気な姿をみせよう。」

そして、祭りのゲストとして、候補の一人にあがったのが、人気テレビ番組『水曜どうでしょう』のディレクター藤村さんと嬉野さんでした。

「実は、北海道まで出演依頼にいったときに断られたんだよ。『北海道と東北で、地域は近いけど、自分たちはほぼ被災していないんです。だから、出演してもなんて声をかけていいかわかりません。出演は、見送らせてください』って。」

そう言われたときに、高橋さんは、こう伝えたそうです。

「自分たちは、被災して慰めの言葉をかけて欲しいんじゃないんです。女川に遊びに来てもらって、自分たちの元気な姿を見てほしいだけなんです。」

そう伝えた後日、お二人の出演がきまりました。

「第1回目の復幸祭の出演してもらった後、お車代、出演料をお支払いしますと伝えたんだけど、『何、いってるんですか、自分たちは、女川に遊びに来たんだから、お金なんていりませんよ。こんなに楽しい遊びを経験させてもらったんだから』。涙がでるほど嬉しかったね。」

その後、今年4回目を迎える復興祭に、もちろん、藤村さん、嬉野さんの二人は出演を続け、その交流は続いています。

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住民主導。最も復興計画が進んでいる女川町

町の9割近くが被害にあった女川町ですが、実は、まちづくり復興計画は、被災した地域のどこよりも進んでいます。その理由は、住民主導のまちづくりにありました。

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秋山記者

女川町は、どの地域よりもまちづくりが進んでいますよね。

高橋さん

それは、他の地域が、行政主導で住民との調整に時間を取られている中で、おれたちは、住民主導でどんどん先に進めているからです。

特に女川町の場合は、60代、70代の町の先輩方が、『これからは、お前たちの町なんだから、お前たちが作っていけ。60代以上は、口も手も出すな。50代は、口はだすけど、手はだすな。40代は、口も手も動かして、お前たちでやってけ。』と40代のおれたちを主体でやらせてくれたのが大きいと思うんだよ。

だから、俺たちは、復興計画とは読んでないもん。復興戦略って言って、進めているんだよ。建物のハードは、時間が経てばできてくる。それよりも大事なのは、それを使う人をはじめとしたソフト面。

使う人がいなかったら、どんな立派な建物作っても、意味がないんだよ。

DSC_0352秋山記者

それでも、多くの住民の意見をまとめるのは大変そうですね。

高橋さん

いい町をつくるって思いを背負う覚悟の問題だと思うんだ。
確かにいろいろな人から色んな意見は、出てくるけど、町のためを思っていってるのか、自分の利益のために言ってるのかは、伝わってくる。

我田引水の提案をする人には、いい町にしますからと抑えてください。といわなくちゃいけないときもある。

いい人でいるだけじゃ進まないから、時にワルモノになる覚悟が必要なんだよ。
その分、女川町のまちづくりでは、それぞれの世代を超えて、『フラット、オープン、フレキシブル』っていう3原則を守ってるんだよ。

それも俺たちのためじゃなくて、20年後、30年後の女川の子どもたちのためにという決意があるからできるんだ。

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P1040790真剣な表情の秋山記者(やっぱり、秋山さん似てるなぁ)

と、横目で見ながら、現場に入り込んだ記者でしかきけない内容を聞いてきました。取材に行って、取材の勉強をさせてもらう。そんな現場になりました。

P1040794インタビュー後の写真撮影の様子

特に高橋さんの熱量とそれを受け止め、質問をぶつける秋山記者のやりとりの中に、日日新聞が歩んできた歴史を感じます。

東京にいると、震災や復興のニュースは、毎日のように流れてきます。しかし、そのニュースも顔がみえないものばかり、こうした現場の記者や、復興に尽力する人がいて、そのニュースは作られるんだと、石巻日日新聞の皆さんに教えて頂きました。

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女川復幸祭2015の情報
開催日:2015年3月22日(日)
『女川町復幸祭』は、東日本大震災から新生女川へ向けて進む姿を全国の人に見て頂きたいという想いと、『千年に一度の町づくり』への夢と希望を託し、大震災の起こった翌年2012年の3月に初めて開催致しました。2015年で4回目を迎える『女川町復幸祭』、今回は21日の女川駅開業に伴う町びらきのお祝いを兼ねての開催となります。
http://onagawa-town.com/fes/

寄稿者について

株式会社日淺Ane会Times編集長編集長・日淺 光博
Ane会Timesの編集長をやっています。会食、イベント、仕事でのつながりを通して、3年間でのべ1,000名以上の女性とお会いしてきました。お会いした方々のエピソードもご紹介させて頂きます。

更新の励みにもなりますので、こちらからご意見・ご感想など お聞かせ頂けると嬉しいです!

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