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管理職にチャレンジするあなたが惑わないための “アドベントカレンダー・マジック” 第3週 木曜日

man-97976_1280オフィスライフに役立つアドベントカレンダー式 “1日1問答マジック”、第3週。今週は “早くも壁にぶち当たっちゃった”、そんなあなたに実行していただきたいマジックです。

「ええ? 嘘でしょう?」
「いつの間にそんなことに?」
「どうすればいいの……???」

そんな時には、第3週の “1日1問答マジック” の出番です!

毎日1つずつ、自分自身に問いかけをしてみましょう。

答えを見つけるのは、あなたです。

1.「Q(問いかけ)」・第3週

月曜日
管理職は遅刻してもOK? それともNG?

火曜日
上司の上司とどう向き合うか?

水曜日
仕事中に「怒り」にかられたら?

木曜日
火のないところに煙は立たない?

金曜日
怠け心も活用できるって本当?

土曜日
「せい」探しに役立つ “お空の「せい」” とは?

日曜日
ヤケ食い? 大人買い? 正しいストレス解消法は?

2.「Q(問いかけ)」のココロ・第3週

木曜日
火のないところに煙は立たない?

bullying-679274_1280この記事にもよく使う「諺(ことわざ)」。「諺」を使えば、誰もが「そうそう、そうだよね」と共感し、詳細を語らなくても瞬時にして言いたいことが伝わる。さらに、一般的によく言われることだから、「諺」を添えるだけで、そこに共有性、信憑性、説得性が増す。

ものごとの背景から人の心理にいたるまでのさまざまな概念を共有する上で、これほど便利なツールは他にないでしょう。有史以来の人類の経験の積み重ねが生み出した “あるある” 話。それが「諺」です。だから、国境を越えて似たような諺が存在し、長く生き続けるのでしょう。

ただし、オフィスでは、「諺」がいつもいつも正しいとは限りません。それは「諺」の意味を取り違える人もいれば、「諺」が持つ性質を逆手に取って、悪用する人もいるからです。

例えば、噂話。本人の耳に入らぬように流される良くない噂。それに、「ほら、“火のないところに煙は立たない” って言うでしょう?」と、諺がくっつけられていることが、少なくありません。

でも、それって、どれぐらい信憑性があるのでしょう?

会社の中で流れる噂話には、2種類あると考えましょう。
ひとつは、世間一般と同じ噂話。無責任に盛り上がるために他人をだしにするもの。話題にする側も真剣に取り合わないし、数か月もすれば消えて行ってしまい、さほど害もありません。

もうひとつは少々厄介な噂で、“マイナーキャンペーン” と呼ばれるもの。
言わば、会社の中で起きる「いじめ」の一種です。原因は、個人的な性格上の好き嫌いもあるようですが、業務上の利害に端を発することが多いようです。
誰かにとって何かが邪魔になり、それを排除するため(排除したい人の信頼性や人気を貶めるため)に意図的に流される、良くない噂です。

中には真実を膨らませるような噂もあるでしょうが、事実と異なる嘘八百をねつ造し、並べ立てるケースもあります。本人にはできるだけ気付かれないように流されるため、抗議も否定もできず、知らないうちにどんどん悪者に仕立て上げられてしまいます。
噂がねつ造だった場合、当然ながら証拠はありませんので、“火のないところに煙は立たない” という諺を添えて、信憑性を持たせるのです。

この “マイナーキャンペーン”、自分がそのターゲットにされるのも困りものですが、他人の話を聞くときも、そうと気付かずうっかり鵜呑みにしてしまうと、後々、仕事で困ることも。
悪い噂を信じ込んで敬遠してしまった人が、実は自分の仕事上の問題を解決できるキーマンだったり、嫌な奴だと思って無視するような態度を取ってしまった人が、自分の上司として異動して来たり。

また、あなたが「私は何もうしろめたいことをしていないから大丈夫」と思っていても、例えばあなたの部門が推進している仕事が他の部署との軋轢を生んでいれば、ターゲットにされる可能性は十分にあります。
管理職初心者の方には想像しにくいかもしれませんが、管理職になれば、当人の意志とは関係なく軋轢に巻き込まれやすくなります。

例えば上司からリストラを命じられた場合や、何かのプロジェクトやグループを監視したり、特定の部門を閉鎖するまでの移行を担当させられたような場合。こういうケースでは、あなたに何ら個人的な非がなくても、関係者からは目の敵にされる立場になりますから、“マイナーキャンペーン” が起きてもおかしくないのです。

周囲の雲行きがなんとなくおかしいな、と感じたら、用心し、注意深く観察することが大切です。
疑心暗鬼になるのはよくありませんが、能天気な「性善説」は持たないこと。
会社は、さまざまな立場の人が集う場所。役割によっては、どんなことが起きてもおかしくない。それぐらいの気持ちで、周囲に気配りをしましょう。

心にとめておくべきポイントは、以下の4つです。

1.組織の中に争い事(または、リストラなどの動き)があると、“火のないところにさえ煙が立つ” と、肝に銘 じて。
2.おかしな噂をしつこく吹き込まれたら、まことしやかな諺に惑わされず、「証拠の提示」を求めましょう。
3.万が一、“マイナーキャンペーン” が過熱して自分に害が及んでも、「やられたらやり返す」の負の連鎖を  続けないこと。
4.自分に不利益な噂を撒かれても、感情的にならず、誤解のもとになるような行動を避け、誠実な対応に徹しましょう。

学校と異なり、オフィスの “マイナーキャンペーン” は、正しく公正に仲裁してもらえる見込みはあまり高くありません。ごく稀に、いじめる側が暴走して大事になり、その結果、裁かれるような例がないわけではありません。しかし、ほとんどの “マイナーキャンペーン” は静かに進行し、じわじわと浸透して行ってしまいます。

もちろん、あまりにも悪質なものはパワハラ相談窓口などに相談することをお勧めしますが、特にあなたが管理職である場合、噂の実態や噂による実害を立証できなければ、相談したことがかえって裏目に出てしまう可能性もあります。
もしも「ほら、“火のないところに煙は立たない” って言うでしょ」という諺とともに、自分に関する悪い噂を流されていることに気付いたら、とりあえず、味方になってくれる人に相談してみてください。そして、スマイル・マジック を実行してみてください。遠回りをするように思えても、結局、それが一番効果的な対処法かもしれません。

寄稿者について

五十五望 (いそいぼう)
団塊の世代とバブル世代の間に挟まれ、自分達でさえその名を忘れる「しらけ世代」のアラフィフ女部長。
勤続30年にわたる会社員人生は、挑戦と失敗、失意と再起、つまり波乱の連続。
幾つもの山と谷を乗り越えて、やや息切れしながらも現役続投中。
時代の荒波に揉まれ、「成功」 からではなく 「失敗」 から習得したものの中に、オフィスで快適に生きるための、ちょっとした 「コツ」 があります。
その 「コツ」 を、Ane会Timesご愛読のあなたがこれからますます輝くために、そっとおすそ分け致します。

更新の励みにもなりますので、こちらからご意見・ご感想など お聞かせ頂けると嬉しいです!

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