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一歩先を目指すあなたに贈る1問答 “My辞書・マジック”

encyclopedia-394005_1280今週から、新入社員からベテランまで「今より一歩先を目指したい」あなたに役立つマジックをお届けします。

「何かが足りない気がする」
「もっといい方法があるのでは……?」
「上司たちはどんな風に成長したんだろう?」

そんな時には、 “1問答マジック” の出番です!1つずつ、自分自身に問いかけをしてみましょう。答えを見つけるのは、あなたです。

1.「Q(問いかけ)」

My辞書をいくつ持っていますか?

2.「Q(問いかけ)」のココロ

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仕事には、コミニュケーション能力、シュミレーション能力が大切です。

……という文章を一読して、
(1)「おかしい」と思わなかったあなた。=> ぜひ一度、カタカナ語部分、辞書を引いて確認してみましょう。
(2)「おかしい」と思ったあなた。もしもあなたがビジネスシーンでこの間違いに遭遇したら、指摘しますか?
*間違えた人が新人なら?
*同格だったら?
*上席だったら?

あなたに責任(新人の指導役、文書の校正担当など)があれば正すかもしれませんが、おそらく黙って何もしないという方が多いのではないでしょうか。
特に相手が同格や目上なら、恥をかかせないようにしよう、という気持ちの方が強く働くでしょうね。

言い間違い、書き間違い、思い込み違いは、誰にもあることです。間違えない人間なんていません。
ただ、オフィスでは、校正の責任でもない限り、他人の用語の間違いなど指摘しない人の方が多いでしょう。
ある記事 の「(誤)アボガド」の例では、『チッ!いちいち細かいんだよ!』と、間違いを指摘する側が槍玉に上がっています。
人は、予算の数字などには目を光らせますが、言葉の間違いは比較的あっさりと受け流してしまうものです。

ただし、あなたが今より一歩先を目指しているのなら、これだけは覚えておいてください。
間違いの中には「(誤)アボガド」のように笑い話で済むものと、そうでないものがあるということを。
例えば冒頭の例に挙げた「(誤)シュミレーション」や「(誤)コミニュケーション」のような間違いは、意外な “落とし穴” を作ることがあるのです。
では、「(誤)アボガド」と「(誤)シュミレーション」の違いとは、何でしょう?

「(誤)アボガド」は、それ自体を取り扱う仕事でない限り、多くの人がビジネスシーンで頻繁に接する間違いではありません。
一方の「(誤)シュミレーション」は、仕事でよくやる間違いとしての認知度が高く、CM のネタとして使われるほど。
特にネットが普及してからは、この類の間違いを知らしめようとする「啓蒙記事」が繰り返し発信されるようになりましたから、さらに認知度がアップして来ています。

つまり「(誤)シュミレーション」は、ビジネスシーンで 気付かれる確率が高いタイプの間違い なのです。
例のCMでも、プレゼンを受けた社長が最後に間違いを正します。ストーリーとしては面白い成り行きです。
しかし、ここでは、社長が見せる優しさや好感ではなく、社長が話し手の言い間違いに気付いてからそれを正すまでの “間” にご注目ください。
この間、社長の頭には、「(誤)シュミレーション」の印象が居座っているのです。そして、それによって話し手が話していることに集中しなくなっているということなのです。
これと同じことが、あなたの仕事上で起きたとしたら……?

間違いに気づかれやすいということは、相手の頭の中で、次のような現象が起きてしまう可能性が高いということ。
「“間違えた” という印象」  > 「あなたが伝えようとしていることの印象」
そう、“ミスが悪目立ちしてしまうことによって、伝えたい肝心なポイントに目が行かなくなってしまう” のです。

もちろん、それが吉と出るか凶と出るかは、仕事の内容や、話し手と聴き手の関係にもよります。
CMでは、このことがたまたま「凶」に結びつかなかった……というラッキーなケース。
多くの場合、このタイプの間違いは、間違えた人に対する「情報収集力」「確認力」への疑いを招き、「ツメが甘そうな人だな」「ミスが多い人なのではないか」といったマイナスイメージに結び付きかねません。
あなたが取引先に何かを売り込んだり説得したりする場面なら、相手の頭の中に「う~ん、この人、信用できるのかな……」というモヤモヤが浮かんでしまうかもしれません。しかも、CM の社長さんと違って、相手があなたにそれを知らせてくれることはないでしょう。
競争者が同じ力量なら、こんな小さなことが負けのきっかけになることだって有り得ますし、相手が部下なら、あなたがどれだけ立派な目標を掲げたとしても、この手の間違いが頭にチラつき、なかなか従う気持ちになってくれないかもしれません。

オフィスで多くの人が「んんん?」と思う間違い、スルーするけれども印象に残ってしまう間違いとしては、他にも、次のようなものがあります。

*「とんでもごさいません」
*「よろしかったでしょうか」
*(上司や取引先への挨拶として)「ご苦労様です」
*「確信犯」(「悪いことだと解ってやっている」という意味で使う)
*「役不足で」(と、自分の不甲斐なさを謝る)

この中に、ひとつでも「えっ? 間違いなの?」という例があるなら、ぜひ答えに進んでみましょう。

3.「A(答え)」につなげる“マジック”

dictionary-613910_1280さて、では、こうした間違いを防ぐ最も効果的なマジックをお教えしましょう。

それは、

「辞書を引く」こと

です。

「な~んだ」ですか? でも本当にこれしかない。これが一番ベストの解決策なのです。
しかも、ポイントはひとつだけ。
“フック” を感じたらとにかくすぐに辞書を引いて、確認する。
たったこれだけです。
ただしあなたがオフィスライフを一歩リードして生き抜くためには、さらなるコツが必要です。
それが「My辞書」をたくさん持つこと 
なぜでしょうか?

オフィスでの “フック” とは、概ね次の5つに集約されます。

(1) 知らない言葉に触れた時
(2) 頭に浮かんだ言葉に確証が持てない時
(3) 他人の間違いに気づいた時
(4) 啓蒙記事や、間違いをネタにした情報に触れた時
(5) 文書作成ソフト(ワードなど)の自動校正機能でアラートが出た時

どうでしょうか。
決して、ひとつの机の上で起きることばかりではありませんよね?
ということは、あなたが “フック” に出会う可能性のあるシーンにはできるだけ「My辞書」を用意しておく方がベターだということ。
ネットの情報は玉石混淆ですから、できれば “紙の辞書” の愛用をお勧めしたいところ。
でも、オフィスの机に最新版の辞書をさまざまな分野別に揃えろというのも現実的ではありませんし、会議やセミナーで出て来た新しい言葉は、できればその場で調べたいもの。
ですから、ガラケーやスマホ、タブレットなど、よく持ち歩くツールでは “Web辞書”(できれば複数の選択肢があることが望ましい)を使えるように設定しておくと良いでしょう。
そして、オフィスには簡易版、自宅には広辞苑や大辞林などの “紙の辞書” を一冊は持ちましょう。
あなたの業界ならではの専門用語があるなら、その辞書を持っておくと必ず役に立ちます。
語学をスキルとして使う人なら、自分の得意分野の語学の辞書を、オフィスでも必ず用意しておきましょう。

このマジックは、初めて会う人の信用を掴む、つまらないことでライバルに負けない、そのためだけに役立つのではありません。
用語の意味の正しい把握は、時として、人間関係などの深い問題に道しるべを見いだすヒントになるものです。
それに、あなたにチャンスの神様が突然やって来た時に、「家に帰って調べて……」でなく、その場ですぐに確認し、間違いのない仕事ができたなら、サッと前髪を掴めるかもしれないのです!

寄稿者について

五十五望 (いそいぼう)
団塊の世代とバブル世代の間に挟まれ、自分達でさえその名を忘れる「しらけ世代」のアラフィフ女部長。
勤続30年にわたる会社員人生は、挑戦と失敗、失意と再起、つまり波乱の連続。
幾つもの山と谷を乗り越えて、やや息切れしながらも現役続投中。
時代の荒波に揉まれ、「成功」 からではなく 「失敗」 から習得したものの中に、オフィスで快適に生きるための、ちょっとした 「コツ」 があります。
その 「コツ」 を、Ane会Timesご愛読のあなたがこれからますます輝くために、そっとおすそ分け致します。

更新の励みにもなりますので、こちらからご意見・ご感想など お聞かせ頂けると嬉しいです!

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