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一歩先を目指すあなたに贈る1問答 “スキルアップ・マジック”

reading-216862_1280“今より一歩先を目指したい” あなた。
新入社員だってベテランだって、たくさんの選択肢に困る時はあります。
そんな時には、 “1問答マジック” の出番です!
1つずつ、自分自身に問いかけをしてみましょう。
ここでご案内するのは、ヒントと方法だけ。
あなたの答えを見つけるのは、あなた自身です。

1.「Q(問いかけ)」

「自分磨き」って、何をどう、磨いたらいいの?

2.「Q(問いかけ)」のココロ

female-702961_1280仕事を始めると、さまざまな節目で見聞きするようになるのが、“スキルアップ” “自分磨き” という類の言葉です。

尊敬する先輩は何かの資格を取る努力をしているようだし、同僚のあの人も、後輩のあの子も、アフターファイブには習い事……しかも、趣味ではなく、スキルアップのためだとか。
自分でも何かやらなくちゃ、って焦るけど、一体何から始めたらいいんだろう?

こんな時こそMy辞書・マジックを使ってみましょう。

「磨く」という言葉を和英辞典で探してみましょう。人間の能力などを磨くという意味ではいろいろな言葉がありますが、特に次の二つの言葉に注目してみてください。
“cultivate”
“improve”

どちらも聞き慣れない言葉? そうかもしれませんね。

さあ、今度はこの二つの言葉を英和辞典で逆引きです。辞書の項目全体を見てみましょう。
できれば一つの辞書だけでなく、複数の辞書を読んでみると、その違いが感覚的に解って来ます。
“cultivate”(カルティベイト)という言葉には、何かを育み、増やし、維持し、洗練させていくようなイメージがあることが解ります。
一方の “improve”(インプルーブ)とは、何かを一段階上に押し上げたり、改善したりするようなイメージのようです。

そう、まさに、ビジネススキルの磨き方においても、この違いがあるのです。
この違いを見定めず、ただ闇雲に頑張ってしまうと、例えば、「資格をいくら取っても、やりたい仕事に近付けない」……といったような状況に陥りがちなのです。

最も身近な具体例を挙げるなら、「語学」でしょう。
同じ英語でも、「仕事でよく英語を使うので、上達したい」と考えるA子さんと「英語を使う仕事に就きたい」と考えるB子さんでは、スキルアップの方法も手順も違うはず。
すでに自分のスキルを活かせる仕事に就いているA子さんは、その能力をできるだけ上向きに保持し続けなければならないでしょう。
今はまだ自分のスキルを活かせる仕事に就くことがかなわないB子さんは、自分がその仕事をする能力を持っているということを、仕事の割り振りを決定する責任者に解ってもらう必要があります。

もちろん、A子さんが英検を受験したり、B子さんがネイティブな英語を話す友人と会う時間を増やしても、それぞれ、それなりにスキルは上がるでしょうね。
でも、効果の面ではどうでしょうか。
A子さんの考えの中に「仕事の相手とコミュニケーションを良くしたい」という目的があるなら、受験のために割く時間をネイティブ友達との交流に費やし、互いの文化的な背景や習慣を比較し合ったり、今の国際情勢をきちんと把握することの方が、より効果的かもしれません。
「英語の仕事を私にさせてほしい」と願うB子さんなら、ネイティブ友達探しに時間をかけるよりも、受験対策ができるクラスで学び、英検のような “資格” を得るか「TOEICスコア〇〇点」のような証明を得ることの方が、上司や人事の説得には大いに役立つでしょう。

学ぶための時間を捻出することは、ビジネスマンにとっては意外に大変なものですよね。
貴重な時間を効率よく使うためには、自分の目的に合った “自分磨き” の方法を見つけることが大事です。

3.「A(答え)」につなげる“マジック”

woman-431658_1280さて、自分磨きの方法に迷った時は、“スキルアップ・マジック” を使いましょう。
このマジックは、次のような手順で使います。

(1) スキルアップの目標を定めよう
(2) “cultivate”(カルティベイト)型なのか、 “improve”(インプルーブ)型なのかを見極めよう
(3) 目的に合った方法を取ろう
(4) 定期的にチェックしよう

(1) スキルアップの目標を定めよう

「あなたのスキルアップの目標は?」
「いつまでも輝く自分でいたいから」
---誰かに聞かれて答える時は、それでもかまいません。
でも、“スキルアップ・マジック” の第1ステップでは、まず自分の正直な気持ちと向き合って、目標をはっきりさせておきましょう。

・将来転職をするために、仕事の質を上げておきたい
・自信を持って仕事をしたい
・好きな仕事をしたい
・なるべく早く、給料を上げたい
・肩書きが欲しい
・仕事を決裁する側に回りたい
など……

その気持ちを誰かに言う必要はありません。
ただ、自分にだけは正直になってください。
このステップで自分に嘘をつけば、方法を選び間違えてしまうかもしれませんから。

(2) “cultivate”(カルティベイト)型なのか、 “improve”(インプルーブ)型なのかを見極めよう

自分磨きに対する気持ちは(1)に挙げた例だけではありません。人によって千差万別でしょう。
状況によって変化することもあります。
ただ、これらの「気持ち(目的)」は、だいたい、次の2つに分けることができます。

・自分の能力を伸ばしたい = 自分で成果を確認できれば良い……“cultivate”(カルティベイト)型
・自分の状況を改善したい = 他者に成果を示す必要がある……“improve”(インプルーブ)型

見分けるポイントは、「成果を誰が評価するか」です。
自分自身がどこまでできるかやってみたい、自分の能力を自分で見てみたい、という気持ちが強ければ、成果を評価するのは自分です。
会社(=人事権を持つ人)に認めさせたい、ということであれば、成果を評価するのは他人です。
自分が自分を評価するための自分磨きなら カルティベイト型、他人を説得するための自分磨きなら インプルーブ型 と、区分しましょう。

(3) 目的に合った方法を取ろう

自分の気持ちが “cultivate”(カルティベイト)型 に近い、と、感じたあなたは、指標となる人物像を定めましょう。
具体的なイメージを持たずに自分磨きに臨むと、すぐに挫折しがちです。

自分の先を行く先輩でもいい。世の中で尊敬する誰かでもいい。もし自分自身がなりたい姿まで具体的に思い描けるのであれば、その姿を指標にしてもいい。
具体的な指標とする人がいて、その人が身近にいるのなら、その人に直接、スキルアップの方法を聞いてみてもいいかもしれません(教えてくれるかどうかは別ですが)。
見て真似する機会があるなら、徹底的に見て真似をしてみましょう。
著名な人が指標なら、その人や、周囲の人が書いた本を読むことで、スキルアップの方法や、ヒントが解る場合もあります。
あなたに具体的な指標とする人がおらず、自分自身の理想の姿を思い描けるのであれば、あなた自身が自分磨きの方法を自分で編み出せるということなのかもしれません。
【学校に通う場合】具体的なテクニックを得たり、知識を深めることができる学校を選びましょう。
授業料が安いとか、長期に通えるプログラムがある、通勤の途中で寄れるなど、続けることが容易な環境にあることもポイントです。

自分の気持ちが “improve”(インプルーブ)型 に近い、と、感じたあなたは、まず、その目的のためにどんな資格が有効なのかを調べるのが先決です。
極端な例ですが、MBAの資格が必要な仕事にTOEICスコアアップで挑んだところで、何の効果もありません。
次に、オフィスでその資格をどんな場面で示せるかも確認しておきましょう。
会社によっては、資格取得の都度、報告できるシステムを持っているところもあります。年に何度か、申告の機会が限られる会社もあります。
自分の会社が社員の資格情報をどのように把握しているのかを知っておけば、例えば申告の機会が3月なら、2月までに資格を得られるようにスケジューリングできます。(3月にしか申告の機会がないのに、4月に資格を取ったら、11か月、資格を寝かせてしまうことになります)
有効な資格はひとつではないかもしれません。複数の資格が浮かんだら、「需要に対して供給が少なそうな資格」を選びましょう。
難度の高い資格や、まだ多くの人が持っていない資格です。
【学校に通う場合】得たい資格取得に向けてのクラスがあるなど、ノウハウ、実績のある学校を選びましょう。
短期に集中してグッと力をつけられるプログラムがあるなら、少し費用がかかったとしても得策かもしれません。

(4) 定期的にチェックしよう

スキルアップしたい、という気持ちは、スキルを磨いているうちに変化することがあります。
「将来転職をするために、仕事の質を上げておきたい」という目的のための自分磨きは、最初は “cultivate”(カルティベイト)型 かもしれませんが、力がついて来て、自分の置かれた状況と周囲が合わないと感じ始めたら、 “improve”(インプルーブ)型 に変わる可能性があります。
コンピューター系のような技術的資格の中には、
 “improve”(インプルーブ)型 の目的のために取ったはずが、上達することそのものが面白くなり、仕事にも活かせることに気付いた時点で、洗練を求める “cultivate”(カルティベイト)型 に移行する場合もあります。
目的が変化したら、方法も見直した方がいいのです。

一年に一度でもいい、定期的に「自分磨き」の目的を自分に問いかけ、チェックしてみましょう。

資格を取るのは「趣味」という方もいらっしゃいます。
それはそれ、趣味として自分を磨くのも悪いことではありません。
ただ、持っている資格を仕事や立場の改善などに活かせない状態が続くと、「活かせないこと」そのものがストレスになってしまうケースもあるのです。
オフィスライフの中でせっかくあなたが捻出した貴重な時間。それを自分磨きに使うなら、ぜひ、その時間と努力を有効に活用できる方法を取ってくださいね。

寄稿者について

五十五望 (いそいぼう)
団塊の世代とバブル世代の間に挟まれ、自分達でさえその名を忘れる「しらけ世代」のアラフィフ女部長。
勤続30年にわたる会社員人生は、挑戦と失敗、失意と再起、つまり波乱の連続。
幾つもの山と谷を乗り越えて、やや息切れしながらも現役続投中。
時代の荒波に揉まれ、「成功」 からではなく 「失敗」 から習得したものの中に、オフィスで快適に生きるための、ちょっとした 「コツ」 があります。
その 「コツ」 を、Ane会Timesご愛読のあなたがこれからますます輝くために、そっとおすそ分け致します。

更新の励みにもなりますので、こちらからご意見・ご感想など お聞かせ頂けると嬉しいです!

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