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「今の自分だからこそ残せる写真をお願いしたい。」乳がんで決意した一枚の写真

本当の自分を写す「ローレフォト」

3月26日産経新聞全国紙のヒト欄に取り上げられた写真家をご存知でしょうか。

幻想的な絵画のような写真を「ローレフォト」で話題の寅貝真知子さん。

彼女の表現する写真は、見る人を引き込み、それが本当の絵画であるかのような気持ちにさせる。

「一人の人間には、親として顔。仕事上での顔。子どもとしての顔。様々な側面があります。そのなかで、本当の自分を引き出し、その姿を表現したくて、それを追求した結果。自分にしかできない『ローレフォト』を考案しました。」

ローレフォトとは、フランス語の「役割」を持たせた造語。彼女が、ローレフォトを通して、役割を持つことになった写真の数々をご紹介したいと思います。

ローレフォトイメージ(1)

乳がんをきっかけに写真への価値観がかわる

エピソードの人 (3)

寅貝さんへの依頼がありました。きっかけは乳がんの手術とのことで、ヌードを撮りに来られました。

「今の自分だからこそ残せる写真をお願いしたい。」

寅貝さんは、その彼女と何時間もかけて、話しをすることにしました。残すことによって、未来への励みになるように。

撮影前のカウンセリングでは、写真が嫌いで、自分の過去の写真は全く見ない。写真にもあまり写るのが苦手。コンプレックスがネックになって、写真そのものが 少なくなってしまうのは、本当に勿体ないことです。カメラの前で、もっと自由に感情を表現できたら、もっと写真はその人にとって楽しく、面白いものになります。

そのきっかけとなる一枚になるように耳を傾けました。

この撮影後に彼女から送られてきた手紙にはこう綴ってありました。

「セミヌード写真を撮るという決心をするまでにかなり迷いましたが、出来上がった写真をみて撮って良かった。残せてよかった。と大変満足しております。自分の口元が嫌いで、いつもスナップ写真で一番に確認するのは口元でした。でも、今回のレッスンを受けてリラックスしてカメラに向かうことができるようになり、あまり口元も気にならなくなりました。これまでは自分の写り方が気にいらない写真はあまり見ないようにしていましたが、今ではどんな写り方をしている写真も何度も見直しています。変な顔やなぁ~と思う写真も楽しい時間を切り取ったものとして見ることが出来るようになりました。」

私は、写真嫌いの彼女が、写真撮影を楽しいと感じてもらえただけでなく、過去の写真についても、楽しかった思い出としてみたり、ありのままの自分の魅力をちゃんと受け止められるようになって、新たな価値観で写真本来の楽しさに気づいてもらえたことが、本当に嬉しかったです。

カメラの前でどうふるまったらいいのか、いつも同じ写真になってしまう、そういう人は多いと思います。カメラの前で、もっと自由に感情を表現できたら、もっと写真はその人にとって楽しく、面白いものになります。そのきっかけを少しでも多くの人にお伝えできたらと思っています。

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