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管理職にチャレンジするあなたに贈る “アドベントカレンダー・マジック” 第1週

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アドベントカレンダー式“1日1問答マジック”

もう、春はすぐそこまで来ています。Ane会読者の皆様の中にも、4月から新しい環境になるという方も少なくないでしょう。

今回から4週にわたり、管理職のみならず、オフィスライフに役立つ日常行動のヒント・マジックを、アドベントカレンダー式でご紹介します。もしも今あなたが管理職でなくても、なんらかの “上下関係” に当て嵌めると役立つ、1日1問答マジック です。毎日1つずつ、自分自身に問いかけをしてみましょう。答えを見つけるのは、あなたです。

1.「Q(問いかけ)」・第1週

月曜日
そのしぐさ、戦闘モード? 和平モード?

火曜日
「朝令暮改」? それとも「軸ブレ」?

水曜日
「他人」と「気」との正しい組み合わせとは?

木曜日
上司と部下、喧嘩したら勝つのはどっち?

金曜日
Directorか? Managerか?

土曜日
イマドキ、新聞は何の役に立つ?

日曜日
昨日の友は今日の部下。さてプライベートでは?

 

2.「Q(問いかけ)」のココロ・第1週

月曜日
そのしぐさ、戦闘モード? 和平モード?

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*腕組みをする
*額に手を当てる
*腰に手を当てる
*ため息をつく…

“無くて七癖” などと言われるように、人間には行動上のさまざまな癖があります。あなたにとっては無意識のしぐさでも、相手によっては『意味』を見出されることも。

「行動心理学ね?」

いえいえ。ここで言うのは、もっと一般的、つまり誰もが感じるようなレベル。

例えば、腕組みをしていると、『なんか偉そうだな』『反対意見なのかな』『警戒されてるかも』といった感覚を持たれがち。額に手を当てると、相手の位置やタイミングによっては『無視した』ことになってしまったり。ため息は部下にとっては不安に感じるものですし、上司からはやる気がないと思われかねません。

あなた自身が消費者の立場に立った時、営業の方で、このようなしぐさをする人はいませんよね?この4つのしぐさは、知らず知らずのうちに相手を不快にさせる可能性が高いものなのです。こうしたしぐさは、言わば “戦闘モード”

さあ、今日のあなたは “戦闘モード” で行きますか?

それとも、磨きをかけた スマイル・マジック  “和平モード” で行きますか

もちろん、どちらを選ぶのも、あなたの自由です!でも、管理職なら、自分のしぐさも管理しましょ。「知らないうちに敵ができてた」な~んてことに、なりませんように……

火曜日
「朝令暮改」? それとも「軸ブレ?」

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これまで、上司の “朝令暮改” にさんざん悩まされて来た、というアナタ。管理職になったら「よし! 私は絶対に “朝令暮改” はしないぞ!」と決心したかもしれませんね。

“朝令暮改” という故事熟語は、そもそも政令などがすぐに改定されて定まらないさまを表したもの。従来は、それを戒める文脈で使われて来ました。しかし、現在では『“朝令暮改”のすすめ』のような使われ方があるように、ビジネスシーンでは『よくあること』になって来ています。

なぜでしょうか?

為替や株高、原油価格など、ビジネスを左右する基準の変動が急激に起きるようになり、管理職には「変化に対応し、朝の指示を夕方には変える勇気(柔軟性)」が求められるようになって来ているから、などと言われています。

さて、では、もしも今日「 “朝令暮改” をせざるを得ない状況」 に陥ったら、どうしましょう?慌てず騒がず、それが 環境の変化に対応した “朝令暮改” なのか “軸ブレ” の “朝令暮改” なのかをよく見定めることが大事です。環境の変化に対応した “朝令暮改” とは、つまり、外的要因 が引き起こす変化への対応です。変える前と後でも、あなたの「軸」つまり人を牽引する核心的なものは変わらないでしょう。それなら、朝令暮改の原因を部下にきちんと説明することができ、話の辻褄も合うはずです。

一方の “軸ブレ” の “朝令暮改” とは、あなたの心の中の変化、つまり 内的要因 が引き起こす変化のこと。朝令暮改の原因があなたの心の中の変化にあるということは、変える前と後で、あなた自身が「別人」になってしまうようなもの。あなたの「軸」そのものが変わってしまうということ。それだと、あなたがどんなに言葉を尽くして説明をしても、話の辻褄は合いません。

部下は、軸がぶれない “朝令暮改” には、ちゃんとついて来てくれます。しかし、“軸ブレ” を起こしてしまうと、たとえ表面上は従ってくれたとしても、心の中ではついて来てくれません。つまり、あなたは信頼されなくなり、見放されるのです。もしもあなたが “軸ブレ” の “朝令暮改” をしようと思いついたなら、改変を告げる時期を少し待ってみて。自分の中で、その変化がどうしても必要なものかどうか、再考してみましょう。

水曜日
「他人」と「気」との正しい組み合わせとは?

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「他人」と「気」。

管理職にとっての正しい組み合わせは、以下の二つです。

*「他人」のことは「気」にしない
*「他人」のことには「気」を使え

え? なになに、「矛盾してる」って?

いいえ。

お解りの方もいらっしゃいますね?

この二つの「気」は違うものなのです。他人を気にする「気」は、羨み、望み、妬み、嫉み。つまり自分の 欲望 から生まれるもの。
みんな、「み」で終わる言葉ですね。だから「“み”気」と覚えましょう。他人を気遣う「気」は、思い遣り、気配り、慮り(おもんばかり)。つまり自分の 愛情 から生まれるものです。みんな、「り」で終わる言葉ですね。だから「“り”気」と覚えましょう。

*「他人」のことは「“み”気」にしない
*「他人」のことには「“り”気」を使え

欲望から生まれるネガティブな「気」は、生産性や創造性を損ねてしまうマイナスのパワーが宿りがち。管理職なら、そんなものとはとっととサヨウナラしましょう。愛情から生まれるポジティブな「気」は、やる気や協力体制などのプラスのパワーを増幅します。人としてそうであることももちろん大事ですが、職場にプラスのムードを作ることができれば、管理職の役割を果たすためにも必ずプラスになりますよ。

木曜日
上司と部下、喧嘩したら勝つのはどっち?

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生意気な部下、言うことをきかない部下、悪知恵ばかり働かせる部下……仕事ができない部下のほうがマシかもしれない「敵意むき出しの部下」というのは、意外と少なくありません。年齢的に生意気盛りになる場合もあります。仕事の見解の相違が原因で、言い合いがエスカレートしてしまうこともあるでしょう。また、あなたが女性であることや、出身大学や経歴などに関する何らかの情報をもとに「頭から馬鹿にしてかかる」ような性格の人もいるでしょう。

「言い合い」が起きたら、どちらかが早々に「引く」ことをしなければ、喧嘩になってしまいます。そして、あなたが上司で相手が部下なら、「引く」のは、あなたでなければなりません。

部下との人間関係のトラブルは、仕事を通じて見解の相違があった、という軽いものから、わけもなくけんか腰で突っかかってくる厄介者まで、さまざま。でも、あなたが管理職なら、相手の扱いには注意が必要です。

上司と部下の喧嘩では、必ず、部下が勝ちます。

たとえ上司が部下を論破したとしても、悪者はあなた。勝ち札は部下が握っているのです。

なぜでしょうか?

あなたには、「喧嘩」などという事態に陥ることなく相手を指示に従わせるという役割が会社から委ねられています。上司は決して部下と「喧嘩」をしてはいけないのです。もしも「あ、これは喧嘩になりそうだ……」と思ったら、あなたの方から、物理的に距離を置きましょう。

金曜日
Directorか? Managerか?

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ものごとをなかなか自分の思い通りに決められなくて、いらいらしてしまうことがありませんか?自分で決断できる能力があると自負しているのに、決断させてもらえない……もしもあなたがそんな悩みを抱えているなら、あなたの役割の英訳を確認してみましょう。英語表記の名刺のある人は、英語面を見ればわかります。英語表記がわからなければ、会社の総務などを司る部門に訊ねてみるといいでしょう。

あなたの役割は、ディレクターでしょうか? それともマネージャー?

簡単に言うなら、“ディレクター” は部門全員の引率者として、はっきりと方向を示し(ディレクション)、皆をけん引する役割です。一方、“マネージャー” は “ディレクター” が示す方向に皆が向かうように世話を焼く役割。タレントさんのマネージャーやスポーツチームのマネージャーを思い浮かべれば良いでしょう。

あなたが “ディレクター” なら、決断させてもらえない環境そのものを打破するにはどうすればいいのかを考えてみましょう。あなたが “マネージャー” なら、(あなたに “ディレクター” の能力があるかないかに関係なく)あなたは決断する役割ではありません。自分の役割でないことにイライラしても損なだけ。まずは、自分の役割を果たすことに力を注ぐのが正解です。

土曜日
イマドキ、新聞は何の役に立つ?

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土日になると、お父さんが新聞を広げて爪切りをする……もはや、映画やドラマの “昭和の日常風景” として描かれるだけの情景???あなたがもしそう考えているなら、新聞というツールの真価を知らないことになります!

管理職心得五箇条 のひとつに、「これより先、“鳥の目、虫の目、魚の目” を持て。」というのがありましたよね?ところが、女性の中には、特に “鳥の目”、魚の目” を持つのが苦手な人が少なくありません。ただ単に気を付けるだけではこの3つの目を持つのは難しい……という人が多いのが、実情。そんな人のお悩みに効くのが、「土曜日に一週間分の新聞」なんです。

「土曜に一週間分の新聞? それがなんで3つの “目” に効くの?」

試しに、新聞を買って来て、それを電車の中ではなく、家の床に置いてみましょう。その上で、ネイルの手入れをしてもいい。新聞を広げ、ゆっくりと全体を見回してみてください。そして、次のようなことを考察してみてください。

*どの話題がどの場所に乗っているか?
*一面のトップに来ているニュースとテレビで放送時間の多いニュースは同じか、違うか?
*新聞でしか見たことがない広告があるか?
*未来に関する記事があるか?

ネットやテレビとは違った記事の配分、割り付けに気付くはず。また、テレビとは違った広告を目にすることでしょう。あなたのスマホやタブレットには表示されることもない記事を見つけるでしょう。一週間分を斜め読みすれば、特定の曜日にしか出ない広告などにも気づくかもしれません。

新聞は、あなたを取り囲む社会をダイジェスト版にして、長方形の紙面の中に構成したものなのです。気になる記事が、紙面のどこに載っているのか。思ったよりも取り上げ方が小さかったり大きかったり。もちろん新聞社の方針による違いもあります。ネットの話題ランキングとはまた違った扱い方から、その位置づけが浮き彫りになることも。

たとえばネットでは話題に上がっているが、経済紙などではまったく取り上げられていない話題があるとすれば、そこに「あえてカットされる」内容が含まれているということです。取引先の目上の方と会う時に取り上げていい話題かどうかを選択するバロメータになったりします。

新聞は、視線を離してタイトルだけ斜め読みすることもできれば、特定の記事に目を近づけて集中して読むこともできる。また、有名企業の中には、テレビやネットでは絶対に広告しないが、新聞や特定の雑誌だけに広告を出す企業も少なくありません。毎日の流れをまとめて目に入れれば、世の中の流れも掴めるかもしれません。まさに、“鳥の目” “虫の目” “魚の目” を実感できるツールなのです。

日曜日
昨日の友は今日の部下。さてプライベートでは?

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管理職になったからと言って、昨日まで親しくしていた友達と急に距離を置く必要はありません。ただし、管理職心得五箇条 でもご紹介したように、人事に関することは、たとえ親しい友でも話してはいけません。

でも、それだけではないのです。

親しい友達だと、尋ねられてついうっかり口をすべらしてしまうのが、「お給料の話」特に、プライベートタイムの電話やSNSは危険です。相手が無邪気に聞いて来た時、相手との交際を続けたいという気持ちから、ついうっかり答えてしまいがち。ですが、

これ(給料の話)だけは、絶対にタブーです。

昇格した友人に給料を尋ねる人は、どんなに無邪気に見えても、心の中は邪気だらけと考えましょう。つまり、相手の心の中に「どうしてこの人が管理職に?」というザワザワとした気持ち、どす黒い妬みがあるのです。聞いてどうなる? 聞けば余計にザワザワが増すだけ……そんな理屈は百も承知。それでも訊かずにいられない。

でも、明かしたら最後。そこで友情は終わります。

相手がどんなに「私は平気よ。だから教えて」と言ったとしても、それは嘘。なになに? 「会社の給与規定を見れば計算できるはずなんだから、秘密なんてない」ですって?

違うんです!

計算までして確かめる人はそう多くないし、計算で答えを得たとしても、しょせん、想像の範疇でしかありません。でも、本人(=あなた)の口から訊いたが最後、想像が想像でなくなり、事実として確定してしまう。友達とのつきあいを壊したくないなら、給料の話だけは絶対に避けましょう

さて、第1週はいかがでしたでしょうか。第2週も、オフィスライフに役立つヒント・マジックをお送りします。

寄稿者について

五十五望 (いそいぼう)
団塊の世代とバブル世代の間に挟まれ、自分達でさえその名を忘れる「しらけ世代」のアラフィフ女部長。
勤続30年にわたる会社員人生は、挑戦と失敗、失意と再起、つまり波乱の連続。
幾つもの山と谷を乗り越えて、やや息切れしながらも現役続投中。
時代の荒波に揉まれ、「成功」 からではなく 「失敗」 から習得したものの中に、オフィスで快適に生きるための、ちょっとした 「コツ」 があります。
その 「コツ」 を、Ane会Timesご愛読のあなたがこれからますます輝くために、そっとおすそ分け致します。

更新の励みにもなりますので、こちらからご意見・ご感想など お聞かせ頂けると嬉しいです!

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