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ちょっくら、ふらり島旅 ―小豆島編ー

海に囲まれているけど山もあり、ちょっと遠いけど実は近く、見知らぬ島なのにどこか懐かしい、コンパクトだけどディープな冒険。そうだ、「島旅」へいこう!

第1回目の【ちょっくら、ふらり島旅】は、瀬戸内海浮かぶ727の島、その中でも淡路島に次ぎ2番目の島面積を誇る小豆島へ「島旅」します。

アラフォー、こんぴらさん785段に挑む。

小豆島へは近隣の港から船で渡るのが一般的。今回私が選んだのは、香川県の高松港からフェリーという航路です。無事に海を渡れるよう、海の神様でもある金刀比羅宮へ初日にお参りへ向かいました。軒を連ねるにぎやかな店舗に平坦な道の表参道を進むと階段が現れます。最初の一段目から数えて785段目に本宮があります。急な階段もありますが、途中には石畳の段差のない道もあります。金刀比羅宮の歴史を感じる建物や見どころ、そして緑豊かな景色が重なり、比較的スムーズに歩みを進めることができました。そして最後の急な階段がラストスパート。785段目を登り切れば、重厚な歴史溢れる趣の御本宮拝殿が目の前に現れます。

二拝二拍手一拝の参拝後は北東に位置する展望台へ。素晴らしい讃岐平野の一望に785段の疲れも癒されました!

  • 食メモ:
参道手前、商店街の平岡精肉店の肉コロッケにミンチカツ、絶品です!

 

快適なフェリーでいざ小豆島へ!

金刀比羅宮にて旅の無事を祈願し、高速を利用し車で1時間ちょっと、高松港へ着きました。高松港は瀬戸内海の島へ向かう玄関口です。大型フェリーや小型の高速艇など、デザインやサイズも様々。行き交う船の眺めに冒険心をかきたてられます。

小豆島には複数の港がありますが、今回利用したのは就航船「しょうどしま丸」。高松港-土庄(とのしょう)港を約1時間で結びます。

車でフェリーに乗船後、さっそく広々とした船内へ向かいました。客席にはゆったりリラックスできる座席がたくさん。売店やキッズコーナーもあり、船の中とは思えない居心地の良さ!デッキや窓から眺める瀬戸内海に浮かぶ無数の島々は、船旅ならではの風景でしょう。

  • 食メモ:
高松港そばにある道の駅「源平の里むれ」内の「海鮮食堂じゃこや」。 瀬戸内海で獲れた食材で調理されたお料理がセルフで楽しめます。 特にハマチの漬け丼は最高!

 

小豆島八十八ヶ所巡りではないけれど。

お遍路といえば、四国八十八ヶ所がまず浮かびますが、小豆島にも弘法大師(空海)ゆかりの霊場、小豆島八十八ヶ所があります。

土庄港より車で15分程、目の前に瀬戸内海が広がる「江洞窟(ごうとうくつ)」は、小豆島八十八ヶ所の霊場のうちの1つです(第60番)。洞窟の中に弁財天を祀るお堂があり、首から上の病に効験があるとされています。

大師堂の岩壁の玉石はパワースポット!梵字の「あ」が刻まれており力強さを感じます。

中山地区にある霊場、湯舟山(第44番)、地蔵寺堂(第45番)は日本の名水百選に選ばれた「湯舟の水」、そして日本の棚田百選に選ばれた「千枚田(中山の棚田)」に囲まれています。昔より島の貴重な飲料水として存在していた「湯舟の水」、そしてその水が流れ出る先にある棚田。どこか懐かしい景色とともに、小豆島の観光名所と霊場、そして島の生活が密接に交わり合っているように感じました。

湯舟の水
千枚田

岩登りの重岩、楽ちんケーブルカー寒霞渓

小豆島は大阪城の石垣に使用された花崗岩が生産される「石の島」としても有名ですが、昔の採石場が観光名所となっている「重岩」でそれを感じることができます。

「重岩」は、とてつもなく大きな石が2つ山頂に重なっているのですが、山頂なだけあって道のりは大変でした。最初は長い階段が続いていており、曲がり角で終点か・・・と思いきや再び長い階段。やっと階段の終わりが見えゴールかと思いきや、今度は岩登りが待ち構えていました!ヒィヒィ言いながらやっとのことで頂上へ。目の前には巨大で不思議な「重岩」、そして眼下には瀬戸内海の絶景が広がっています。頑張って登ってきたかいがありました!

「重岩」でヘトヘトになったので、次は楽をしよう・・・と、小豆島の中心にある日本三大渓谷美のうちの一つ、瀬戸内海国立公園にある「寒霞渓」へ。山頂へは車や登山で行くこともできますが、折角なのでこうえん駅よりロープウェイを利用することに。

長い年月を経て形成された岩石が四方にそそり立つ渓谷を眺めながら約5分のロープウェイで山頂を目指します。季節によって様々な美しい情景を観ることのできる寒霞渓。私が訪れたのは新緑の季節、奥深い様々な緑色の織り成す景色は、遠くに見える瀬戸内海の青と重なりとても眩しく、美しい光景でした。

  • 食メモ:
岡田長栄堂は小豆島にある老舗和菓子店です。「大師まんじゅう」はお遍路さんに人気のお菓子。懐かしくも美味しいお味でした!

写真撮り忘れました(汗) 写真出典:http://shodoshima.ashita-sanuki.jp/e23937.html

天使の散歩道、そしてオリーブオイルを使った料理に舌鼓。

小豆島の風景として良く目にするのは、その名も可愛らしい「エンジェルロード(天使の散歩道)」。潮の満ち引き(干潮・満潮)により余島への道が現れ、消えます。私が行った日は午前9時頃にしっかり道が現れていました。

また、エンジェルロードへ向かう道すがら、「石の絵手紙ロード」を発見!ぬくもり溢れた作品は、小豆島石と絵手紙のコラボレーションだそう。また、エンジェルロードの売店前には、大切な人への思いを天使が届けてくれる「天使のポスト」が。さっそく売店で葉書と切手を買い、大切な人へ手紙を送りました!

小豆島といったら必ず思い浮かぶのは、オリーブ。1908年、日本で唯一オリーブ栽培に成功したのがここ小豆島です。近年、国産オリーブの需要が高まりを見せる中、小豆島にオリーブオイルを使ったお料理を提供しているお洒落なレストランを発見しました。「忠左衛門」-オリーブ農家「井上誠耕園」のレストラン。

広々とした解放感溢れる店内は、窓から瀬戸内海を眺められる贅沢な空間。各テーブルには提供される料理へ自由に使用できるオリーブオイルが数種類とオリーブ塩が。前菜の盛り合わせやサラダ、パエリアにたくさんかけて楽しみました。気に入ったオリーブオイルは1Fのショップ「mother’s」で購入可能です。

オリーブオイルはどれも重みがなく軽やかでお料理とマッチ!

 

因みに「忠左衛門」とは、井上家の屋号だそうです(店員さんに教えて戴きました)。

  • 食メモ:
「忠左衛門」で提供されている小豆島の地ビール「まめまめびーる」と甘夏ジュース♪

 

小豆島の名産品と小豆島唯一の酒造。

オリーブ、素麺、ごま油・・・小豆島には様々な名産品がありますが、お醤油も400年の歴史ある伝統産業であり、名産品の1つです。年々醸造所の数は減っているものの、今もなお多くの醤油醸造所や佃煮工場があつまる「醤の郷」は、歩くとほのかにお醤油の良い匂いが漂います。

立ち寄ったマルキン醤油記念館では様々なマルキンのお醤油を試食しお買い物することができます。また、ご当地ソフトクリーム「しょうゆソフトクリーム」も楽しめますよ!

綺麗なお水があるところに、美味しいお酒は必ずある!ということで、小豆島唯一の酒造「森國酒造」を訪れました。

平成17年創業の酒造は、寒霞渓の湧水と瀬戸内海の良質なお米からつくられる島仕込み、そして工程はほぼ手作業だそうです。店員さんに色々聞きながら「びびび。本醸造」、そして森國酒造の酒粕で漬けた「奈良漬」を購入しました。

築70年の佃煮工場をリノベーションした森國酒造店舗内では、カフェ&バーも併設されています。次回は是非ここでお食事をしたいです!

  • 食メモ:
酒粕の入ったスコーン、ピーナッツコッペパン(ザラメ最高!)、美味しい♪

 

あとがき 「ちょっくら、ふらり旅 ―小豆島編ーを終えて」

「島外からきた観光者」相手だからかもしれません。けれども、小豆島へ来て一番嬉しかったのは、住んでいる方々だれもが、「○○へ行った?あそこはいいよぉ!」と、皆さんのお勧めの観光地を快く詳しく教えてくださったことです。私はそこに皆さんの「小豆島愛と誇り」を深く感じました。

残念ながらお勧めくださった観光地、半分も周りきれずに悔しい思いも残りましたが・・・それは次回の小豆島再訪の時までのお楽しみにします。

海に囲まれているけど山もあり、ちょっと遠いけど実は近く、見知らぬ島なのにどこか懐かしい、コンパクトだけどディープな冒険。「島旅」って、最高です。2,3日のお休みがとれたら・・・是非訪れてみてくださいね。

Written by

平 あさひ(ひら あさひ)
1976年夏産まれ。15年間の毒々しい女子校生活を経てメーカー勤務、現在に至る。好奇心探究心旺盛で思い立ったら吉日だが熱しやすく冷めやすい。暇とお金があれば旅・食・呑・犬・脂質異常症。さえずり@hiraasahi

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