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【インタビュー】ローレフォト写真家・寅貝真知子|「自分探し」で出会った私の作品

新・寅貝真知子の世界観

大都会のビルにはえる苔。空の上のビル。空を見上げる人。現実世界ではないけれど、頭の中でなんとなく妄想できそうな、日常から広がる架空の世界観。

これまでポートレートで行ってきた”ローレフォト”の技法で、今度は作り手としての作品をどんどん作り出していきます。

これらの作品のコンセプトは、子どもの頃に感じたワクワク感があるといいます。

小学校の登下校の時、毎日が冒険で、未知のものとの出会いがすごく楽しかった。登下校中にちょっと脇道に入って見る、トンネルの中っくぐってみる。すっごいワクワクして。でも、大人になると大抵のことで驚かなくなる。それをもう一度、日常の当たり前のものとか、そこにあるものを組み合わせることで、ほんの少し先にこんなのがあるんじゃないか、そこにドアがあったら、その先がもしかしたらこんなふうになっているんじゃないかっていう子どものころのワクワク感を自分が体験できるような場所を作ってみたくなりました。

そして、そんな作っている自分がワクワクして楽しいんだとか。

また、架空の世界観にある「時間」という経過。

例えば、ひとつのトンネルを作った歴史。『これトンネルだね』って見るだけなら素通りできます。しかし、このトンネルが今のトンネルになるまでの時間を想像してみると、いろんな人が携わってきたり、ただの山だったところにトンネルと掘ったり。果てしなく長い時間を感じさせるような場所に自分が立っていること自体がすごいんだなっていうこと。

”ローレフォト”は、過去・現在・未来までも複数の時間が融合しています。毎日の繰り返しがあって、今があって、これからも続いていくということ。なんてことのない日常生活の「時間」を感動体験しながら生きていくことが、寅貝さんにとって大切なことでした。

ホテルのロビーを”ローレフォト”に

世界各国の遺跡や石畳、歴史ある協会などを取材し、素材を集め、そこで感じただろう人々の色々な時間をギューっと詰めて、今度は自分が感じるものを作品にしていく、それが寅貝さんの世界観でした。

そんな寅貝さんの世界観は、世界でも評価されます。

左:IPA 2016入賞作品/右:IPA 2017入賞作品

100作品を作り終えたころ、世界最大規模の国際フォトコンテストIPA 2017でHonorable Mentionを受賞。ポートレートは、被写体に寄り添う作品ですが、風景作品は胸を張って自分の作品と言えるので、出してみようかな、という気持ちで応募したそうです。

『自分探し』からはじまっておよそ3年後には、世界で評価されるまでに至ります。

2017年も同コンテストで賞をもらっていますが、1~3位に入賞できないことが悔しく、入賞できるように頑張るという目標もできました。入賞すれば、ニューヨークで自分の作品を展示することも可能なんだとか!!

また、オーストラリア、シドニーで開催されたワールド・フォトグラフィック・カップ2018では、日本代表チームに選出され、8位入賞を果たしました。日本で10位以内に入ったのは初めてのことで、嬉しいと同時に、さらに上を目指したいという目標ができたと言います。

取材を通して感じるのは、寅貝さんはいつも目標を持ち続けていることでした。ただ、それは目標として自分に課すのではなく、ただただ自然体であって、目標を語るときの彼女の目はキラキラしています。

それには「おばあちゃんになってもやっていたい。作ることが楽しい。こういう気持ちを持ち続けたいなって。」こんな気持ちがあるから、なんですね。

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