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幸せになるための健康的なダイエット:大人のダイエット研究所|岸村康代

ダイエットは女性にとって永遠のテーマ。美しくありたい、健康でありたい…そうは思うけれど、忙しい毎日に追われて方法がわからないといAne会世代の女性は多いのではないでしょうか。

今回はそんな女性たちの強い味方。一般社団法人 大人のダイエット研究所の代表・岸村康代さんに、健康的なダイエットを成功させる秘訣と、4月に出版された書籍『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット』についてお話を伺いました。

ストレスをためない健康的なダイエット

Ane会ライター:一般社団法人 大人のダイエット研究所は、「忙しい大人が無理なく健康になる」ことをコンセプトにされていますね。

岸村さん:はい。私たちは、「りんごダイエット」など、何か単品を食べ続けるような、栄養バランスの偏ったダイエットが流行った世代です。

一時期はわたしもそういったダイエットを試みていました。でも、それらの方法は食いしん坊のわたしにはつらくて(笑)。それに、食事制限をして我慢する方法は、リバウンドもしやすいんです。

わたし自身がダイエットとリバウンドを繰り返した経験や、過労で倒れた経験などから、「健康的に痩せること」と「食事には楽しみがあるということ」の大切さを感じるようになりました。

そこで大人のダイエット研究所では、野菜を中心に、「たくさん食べて満足しながらダイエットをする」という方法を推奨しています。

変えるべきは「習慣」

Ane会ライター:糖質や脂質が多めの食習慣を続けてきた人が、食物繊維中心の食生活に大きく変わるということはあるのでしょうか。

岸村さん:はい。一週間も続けていくと、慣れてきます。個人差もありますが、特に塩分量の好みなどは顕著に変わります。

例えば、ドレッシングがなくても野菜の味だけでサラダを楽しめるようになったり、同じメニューなのに違う味に感じたり。指導をしていた人の中には、それまでは関心がなかったのに、訪れるスーパーや選ぶ食材まで変わった男性もいらっしゃいますよ。

Ane会ライター:そういったお話を聞くと、大人のダイエット研究所の取り組みは、短期間のダイエットというわけではなく、生活習慣そのものや選択基準を変えることにつながっていますよね。

岸村さん:そうですね。今回この4月に出版した書籍『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット』のモニターをしていただいた方には、モニター期間が終わっても自主的にこのダイエットを続けてくださっている方がいます。

また、わたしはこういったダイエット指導の期間が終わってからも、「可視化することだけはし続けてください」とお伝えしています。

可視化とは、たとえば体重の増減をグラフ化することです。こまめに体重を測るだけだと、ゆるやかな増加を受け入れてしまいやすいのです。グラフ化すると、目に見えて体重が増加傾向にあるのがわかります。これが習慣化されると、やがてグラフをつけなくてもリバウンドしにくくなります。

またよくありがちなのが、「サプリメントを飲んでさえいれば大丈夫」と、食事を疎かにして、かえって不健康な生活をしてしまうケース。サプリメントなどはあくまで「補うもの」であり、「頼りきる」ものではないとわたしは考えています。

ベストではなくベターを継続する」こと

Ane会ライター:どんなに健康に留意した食事を摂り続けたいと思っても、限界もありますよね。良い素材を摂ろうと思うと金額も高くなるし、Ane会読者のような仕事や家事に多忙な人は、毎回食事に気を配ることが難しいものだと感じます。それでダイエットを挫折してしまう人も多いのではないでしょうか?

岸村さん:そうなんです。多くの人が、ダイエットに取り組むとき、完璧を目指してしまいます。けれど、それではなかなか長く続かないんです。挫折してしまう人ほど、実は頑張りすぎていると感じます。

わたしは、ベストを一時的に求めるのではなく、「ベターを継続させていく」ことが大切だと考えています。

たとえば、今回の『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット』ではモニターの方に、おからパウダーを入れたヨーグルトを食前に摂ることをお伝えしました。その結果どんなに忙しくても、外出先でも、食事の前にヨーグルトを摂るということだけは意識して継続し続けていた人もいます。

完璧を求めてストレスを感じるほうが、身体には負担が大きいこともあります。あくまでも「バランス」を重視して、食事を楽しむことを忘れないことがポイントです。

おからパウダーダイエットの魅力とは

Ane会ライター:なるほど。おからパウダーダイエットは、そういう意味では、「食事におからを加えるだけ」なので、簡単で続けやすいですね。

岸村氏の最新書籍『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット』

岸村さん:手間も少ないですし、おからはお腹のなかで膨らむので、満腹感も得られやすい食材です。「こんなに食べているのに痩せられる」という喜びを感じやすいのです。

おからは日本が誇るスーパーフード。食物繊維が豊富で腸内環境を整える働きも期待できるため、便秘解消もありますし、イソフラボンが女性ホルモンに似た働きをするため、お肌やPMS(生理前症候群)対策にもおすすめです。

Ane会ライター:ダイエットというと、「量を減らす」イメージがありますが、むしろおからを「足す」というのは、なんだか斬新な発想のように感じますね。

岸村さん:はい。本当に普段の食事に加えるだけなので、シンプルです。「おからパウダーダイエット」のなかでは、小麦粉の代わりにおからを使う「おからハンバーグ」や、まるで高級な乳酸菌ショコラが作れる「おからチョコレート」など、100種類以上のレシピをご紹介しています。ぜひ取り入れてみてください。

おからチョコレート

「幸せになるため」のダイエットを

Ane会ライター:大人のダイエット研究所では、「繊活」と称して、食物繊維をたっぷり摂ることを推奨されていますね。それはなぜですか?

岸村さん:日本人の多くは、野菜や食物繊維を多めに摂ることによって、結果的に糖質つまり炭水化物や脂質を摂りすぎることを控えることができるので、大人のダイエット研究所では野菜や食物繊維食材を摂ることをおすすめしています。

なによりも、食物繊維を「ナチュラルにおいしく摂る」ということを大切にしています。

ですが、食物繊維に限らず、特定の成分ばかりを摂ることが、すべてのひとにとって必ずしも有効であるということは限りません。体質によって個人差はありますし、病気を抱えている人にとっては注意しなければいけないケースもあります。

要は、「バランスをとる」ことを大切にすべきだと考えています。

Ane会ライター:岸村さんが、ダイエットするひとにとって大切にしてほしい考え方は何でしょうか?

岸村さん:私は、ダイエットが「目的」になってはいけないと思っています。「健康になりたい」「美しくなりたい」つまり「幸せになるため」の手段としてのダイエットです。

身体を壊したり、幸福感を得られなくなったりしてしまうダイエットでは、何のためにダイエットをしているのかわからなくなってしまいます。忙しい毎日を送る皆さんのダイエットが、少しでも無理なくストレスが少なく成功するよう、心より願っています。

取材後記

挫折してしまいがちなダイエット。ですが、岸村さんの考えるように、バランスをとりながら楽しんで食事をしていくことが広まることで、心身共に健やかになれる女性は増えることでしょう。

「いずれは医療と農業の共存ということに取り組みたい」という岸村さん。ご自身の経験から、国産野菜の素晴らしさを感じ、それを広めることを行っていきたいということです。

 

取材協力:一般社団法人 大人のダイエット研究所

プロフィール

一般社団法人 大人のダイエット研究所 代表 岸村康代 氏

フードプランナー 管理栄養士/野菜ソムリエ上級プロ
日本野菜ソムリエ協会ビューティーフードプログラム監修

10代のころからダイエットとリバウンドを繰り返す。そして20代で過労で体調を崩したことをきっかけに、食の奥深さや可能性を強く感じながら、食の楽しみ・健康をテーマに忙しい現代人の助けになる食を推進。『いつもの料理にかけるだけ おからパウダーダイエット』をはじめ、数々の書籍を発行。パワーフードスタイルを提唱し、商品開発やツール制作なども手掛けている。

※7月に新刊『落とした脂肪は合計10トン!伝説のダイエット・アドバイザーが教える最強のやせ方』を発行予定

Written by

小嶋由希子
北海道函館市生まれ。工業高専で情報工学を専攻後、藤女子大学にて日本語・日本文学を学ぶ。イラストレーター・デザイナーとして活動する傍ら、複数企業の採用・人材教育に携わり、自己啓発・能力開発にも関わる。健康・美容ブランドの代理店事業やホステス業を並行し、現在は銀座のバーに勤務しながらライターとして活動している。

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