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家事代行ベアーズ副社長高橋ゆきさん|対談|Ane達に届け、愛のエネルギー

仕事も家庭も、夫婦二人三脚

日淺:もう一つ今日は聞きたいことがあって。ベアーズはご夫婦で創業し今があるじゃないですか。仕事も家庭もずっと一緒。そんなお二人の夫婦円満でいる秘訣があったら、ぜひ教えて下さい。

ゆきさんずっと一緒にいて大変じゃないかってことですか? Good Question!

夫婦で一緒に何かを起こすってことは、すごい価値があるなって思います。子どもはいつか巣立っていくけど、夫婦はずっとこれからも続いていく。以前、カンブリア宮殿(テレビ東京)に夫婦そろって出演させていただきましたが、その際にも司会の村上龍さんより「夫婦で創業していくっていうスタイルはこれからの日本社会に重要なんだ。」というお言葉をいただいたこともありました。私たち高橋夫婦は、仕事の面において、本当の意味でお互いの社会人としての立ち位置をわかって仕事をしています。その部分を自然に大切にし合っていると思いますよ。

それでもやっぱり、昔はケンカしたり、色々ありましたよ。でも、それって私流に言うと、まだ暇だったんだなって思います。相手のあらを探してみたり、自分のイライラをぶつける先があった。あと、自分を認めてもらいたかったんでしょうね。夫婦って不思議なもので、あんなに大好きで恋愛して結婚したのに、結婚して、いつの間にか頭にくる対象が相手になってしまう。「自分の人生をこんな風にしたのはこの人だ!」なんて思ってしまう。でも、自分の責任も半分はあるんですけどね。ですから、ぜひ、その暇な部分を超えてほしい。そしたら、責めなくなりますから。それにね、相手を責めたくなる時は会わないのが一番です!

ちなみに私たちは、18歳で出会って、交際をして、現在に至るので、もうね、30年くらい一緒にいるんですよ。仕事も家庭もずっと一緒(笑)。もう夫婦の進化系、「夫婦2.0」だね(笑)。

日淺:戦友とか?そういう感覚ですか?

ゆきさん:うーん、今のところどの言葉にもおさめたくないですね。親友でもないし、戦友でもないし、空気とも言いたくないし、パートナーを超えた信頼関係があるから、やっぱり「夫婦2.0」ですね。だからもう、本当にありがたい。

日淺:長く一緒に過ごして、今、そんな格好いい言葉が出てくるゆきさん、さすがですね。

ゆきさん:あとは、彼にはいつまでもモテてほしいと思いますね。若い女の子からいつまでも素敵って思われる男性でいてほしいなって思います。いつまでもピカピカに輝いてほしいですよね。そうさせるのも、妻の責任でもありますよね。そして、これは私の両親から教わった夫婦円満の秘訣でもあるんですけど、「夫婦で目標を持つこと」。

日淺:まさに、ベアーズ創業も、そして今のご活躍がそういうことですね。

ゆきさん:お互い横を見て歩く必要はない。横を見るから、目に入るから頭にくるわけで。前を向いて同じ星に向かって歩くことを作ったほうがいいと思います。お互いが一緒に、どこに向かっているのかをわかっているだけで、全然違った夫婦の価値が見えてくる。そして、時々、横を向いて確認する、そんな距離感が一番心穏やかだと思います。

私たち夫婦は、”高橋家の夢の宝地図”っていうのを作っていましたよ。コルクボードに夫と自分の写真を置いて、二人の夢をどんどん貼って、叶ったら外す。今まで外れなかった夢は1枚もないです。この夢の宝地図を見ると、私たち二人ははこれを成し遂げるために出会ったんだって思えます。今は一言。ベアーズを作るために出会った二人。ぜひ、ご夫婦でモヤモヤっとした悩みがある方には試してもらいたいです。例えば、来年は●●に旅行に行こう、とか。夢って言っても、大きなことだけではなく、日常の夢なんて、たくさんあるじゃないですか。それをお互いが目指して高め合うことって、素晴らしいと思いますよ。

日淺:夢の宝地図、ネーミングもまた素敵ですね。

ゆきさん:あとね、交換日記もおすすめです。書くとね、自分の本質がわかるんです。そうすると「頭にきているのは自分だな」とか、相手を責めることばかり書いて、私ってなんて醜いのかしら(涙)とかね。交換日記でありながら、その中で自分との会話ができるからおすすめです。

日淺:旦那さん、まめなんですか?交換日記するって・・・?

ゆきさん:まめじゃないです!「OK」みたいな一言しか書かない。ケンカしていると、それもまた頭にくるんですけどね(笑)。けど、書いてもらうために、「これってどう思う?」っていう書き方にしたり、連絡事項を書いておいて、それを知らないって言っても、伝えた証拠品にもなるしね。今はLineのツールも活用しています。スタンプで平和な会話ができるから、なかなか優しい関係にもなれますね。

日淺:お話を聞いていると、まさに「夫婦2.0」って感じがしますね!

ゆきさん:今は、夫婦でいながら、一番一緒にいない存在。おかげさまで忙しくて。結構すれ違いの生活だけど、たまに会ったらお互い労わり合わないと前に進めない存在でもありますね(苦笑)。

日淺:大人な自立したご夫婦って感じで憧れます。

ゆきさん:男女ともになのかもしれないけど、自分が自分で幸せに包まれていたり、満足度が高いと、ネガティブにはならないんですけど。けど、毎日の生活って、自分を押し殺していたりとか、我慢させていたりとか、そんなことの連続だし、自分がかわいそうだと思っている間は、色々なことが頭にもきますよね。人に優しくできなかったりね。さらには、ねたみとか、ひがみとか。心が満たされていないと、どうしてもネガティブになってしまうから、時には自分を押し殺さないで、夫婦なんだから、やりたいことをやればいいんです。言いたいことは言ったほうがいいし、聞きたくないことは聞かない。そんなことも大事にして、ポジティブになる努力をしたらいい。

そしてぜひ、しっかりした妻なんて演じなくていい。目指すのは、「かわいくて、優しくて、ニコニコしていられる妻」でいること。それが何よりも自分が幸せになると思います。

日淺:夫婦円満の秘訣まで聞けるなんて!ありがとうございます。

「転ばぬ先の杖」をやりすぎない

ゆきさん:夫婦だけじゃないですよ。お母さんとしても「しっかりしたお母さん」じゃなくて「かわいくて、優しくて、ニコニコしているお母さん」を目指すべきです。そのトレーニング方法を教えますね。

日淺:ありがとうございます!で、そのトレーニング方法って・・・?

ゆきさん今日から絶対に子どもたちに「早く」って言っちゃダメ。

日淺:よくママが使う言葉のような・・・。

ゆきさん:ダメ。「早く」って言わないだけで、きれいなママになれるんですから。本当に、ママたちって、一日中「早く、早く・・・・・」って言ってるじゃない?私は使ってこなかったし、両家のお母さん(子どものおばあちゃん)にも「早く」って言葉を禁止にしていました。実は、私自身が母に「早く」って言われていて、すごく嫌だったんですよね。だから、自分の子育てに「早く」は言わないママになろうと決めていました。

結局、「早く」っていう言葉は、自分の効率化を考えているだけなんですよね。「早く洗い物をしたい」「早く寝てくれたら自分の時間が作れる」。それを隠すかのように、親は「早く寝ないと睡眠時間が足りなくて頭が育たない」とか正当化するように言うんだけど、そうじゃない。自分の問題なんですよ。それに、早くって言っている自分にも頭にきちゃうんですよね、自分が。言っているうちに、自分が疲れてきますから。そして、怒ったスイッチが一回入ると、自分でオフにできない。怒っている自分がまた怒っちゃう。負の連鎖でしかないでしょう?「早く」って言わないだけでも心が穏やかになりますよ。それに、本当に子どもに早くさせたかったら、いつもいつも「早く、早く」ってせかすより、最後の一手のようなタイミングで使えば、子どもたちだって本当に焦って急ぐと思いますよ。

日淺:意識の問題ですね。でも、難しそう・・・。

ゆきさん:頑張りましょう!!もう一つ、言わなかったことは「勉強しなさい」。これも言ったことがないです。意識していたので。「早く」は自分が言われていて嫌だったから。でも「勉強しなさい」は逆で、私の母も言わなかった。でも、そのおかげで、私自身、すごく勉強するようになって。なので、こちらは親から受け継いで、子育てに活かしました。だから、うちの子どもたちも、自分から勉強する子になりましたね。

日淺:「早く」と「勉強しなさい」ですね。

ゆきさん:そうです。子どもはね、困らせて学ばせてあげたほうが良いと思う。2、3回くらい恥かかせたほうがいいと思いますよ。遅刻もさせたらいい。宿題も出さなきゃいい。徹底的にやらせると、だれが恥をかくかってことが自分でわかってくるから。そうすると、二度と恥をかかないように、自分で考える子どもに成長すると思うよ。転ばぬ先の杖をやりすぎて子どもを守っているのは、守ったことにならないの。ガンガン転ばせて、子ども自身も原体験を通して学ぶ。そのために、親は熱いとか冷たいとか、痛いとか危ないってこと教えることが指名なんだと思います。

今は、子どもだって働くお母さんの背中を見て育っているから、Ane会読者のママたちも、ストレスを抱えないで、人間らしく生きていたほうが良い。そのほうが、間違いなく感受性豊かで生き抜く力を持つ子どもたちに育つと思います。転ばぬ先の杖をやめること。「早く」「勉強しなさい」と言わなくすること。この2つで母親レベルが上がると信じています。

そして、子どもを信じて、生き抜く力を持つ子どもたちをたくさん育ててほしいと思います。

日淺:まさに、今日はゆきさんの「女性として、妻として、母として、そして仕事人として」すべての顔で語りつくしてくださいました。本当にありがとうございました!!


取材協力:株式会社ベアーズ 取締役副社長 高橋ゆき

プロフィール

香港で出会ったメイドのスーザン。彼女のおかげで人生毎日嬉しくて、楽しくて、幸せだった。そんなスーザンを日本でも生み出したい。そんな思いで家事代行サービスベアーズをご夫婦で創業。家事研究家としても、テレビ、雑誌、セミナーなど多方面で活躍。「女性として、妻として、母として、そして仕事人として」色々な肩書を持ちながらも、今の人生を丸ごと愛する心を持つ、今をときめく輝かしいピックアップ・ウーマン。

NEW OPEN:人生まるごと愛してる 高橋ゆき公式サイト

Ane会読者を集めたイベント、「Ane:高橋ゆきが届ける、愛のメッセージ」にゲストスピーカーで登壇予定。
乞うご期待!!

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