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恋や家庭が上手くいく女性のコミュニケーションルール|vol.2 ネガティブ感情の向き合い方

前回の記事のなかで、「怒りを解きほぐす」ことについて触れました。

とはいっても、恋愛や結婚生活のなかで、ネガティブな感情はつきもの。そしてトラブルの発端になりやすいものです。

今回は、怒り・悲しみ・不安といったネガティブな感情への向き合い方をご紹介します。

ネガティブな感情を否定しない

もともとは赤の他人であるパートナーに対して、ネガティブな感情が湧くのは、決しておかしいことではありません。

それまで育ってきた環境が全く違う二人が出会い、生活を共にするのですから、違和感があって当然です。

そのなかで、腹が立つこと、悲しくなること、不安に思うこともあるでしょう。

画像出典:https://studyhacker.net/

そういったネガティブ感情を乗り越えるコツとしては、まず「ネガティブ感情を否定すること」をやめることから始めます。

よく自己啓発を学んでいる人ほど陥りやすいのが、「ポジティブにならなければいけない」という思考です。

もちろんポジティブになるに越したことはないのですが、「こんなこと考えちゃいけない!!」と、ネガティブを忘れようとし、むりやりポジティブに思い込むことは、かえって逆効果です。

そうではなく、ネガティブな感情を抱いている自分自身を肯定し、認めること。

「わたしは今、ものすごく嫌な気持ちがしているんだな」ということを受け入れ「そんなわたしでもいい」と思うことがスタートです。

たとえば…

記念日に、ずっと前からパートナーと約束していたディナーがあったとします。

あなたはすごくそれを楽しみにしていて、予定は全て調整し、その日のために美容室にまで行っておしゃれをしていた。なのに、当日の午後になって、彼から「どうしても外せない仕事が入ってしまったので、今日は難しい」と連絡がきたとします。

あなたはどう感じるでしょうか?

あっさりと「そうなんだ、じゃあ仕方ないね」と納得できたら良いのですが、人によっては、彼に怒りを感じ、責めたくなったり、悲しくて落ち込んでしまう人もいるかもしれません。中には、彼からの愛情を感じられず、不安になってしまう人もいるでしょう。

その感情を、「腹が立ってはいけないんだわ!落ち込んじゃいけないんだわ!」と否定しないこと。

まずは、そんな自分を「そうか、わたしは今、すごく嫌な気持ちがしてるのね」と知ることです。

嫌な思いは「相手のせい」ではない

そのうえで、「相手のせいで嫌な気持ちにさせられた」という思い込みを、手放します。

「え?でも、嫌な気持ちにさせたのは相手じゃないの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

たしかに表面的にはそうなのですが、要は、「出来事は出来事でしかない」のです。

例のケースで言えば、「約束をしていた相手が、都合が悪くなった」という「だけ」の出来事。

人によっては、「まぁ仕方ないか。じゃあ、今日はせっかくおしゃれをしたんだから、友達を誘って出かけようかな」とすんなり思え、楽しめる人もいるのです。

つまり、出来事への意味づけは、人の数だけあるということ。

この意味づけの「クセ」は、人によって違います。これは親との関わり方、育ってきた環境などによって、大きく変わってきます。

それをふまえ、「相手が嫌な気持ちにさせた」のではなく、「ある出来事に対して、わたしが、嫌な気持ちを感じた」と考えます。

自分の思考のクセを理解する

それができたら、次は、「なぜ嫌な気持ちがするのか」をもっと深く見つめます。

先の例で言えば、「ないがしろにされ、ぞんざいに扱われた気がする」「わたしより仕事が大切なの?」「わたしが落ち込んでも構わないの?」という「無価値感」が、怒りや悲しみになって出てきているという人も多いのではないでしょうか。

また、幼少期に孤独を感じた経験のある人は、そういった記憶を思い出され、寂しくなってしまうという人もいるかもしれません。

こういった自分が怒りやすい場面、落ち込みやすい場面は、これまでも似たようなパターンが多くはないでしょうか?

「怒りのツボ・落ち込みのツボ」というものであり、「これだけは許せない!譲れない!」というものです。

つまりは、それが自分の抱える「思考のクセ」なのです。

では実際のところ、パートナーはどうなのでしょうか。

先の例でいうと、記念日をドタキャンした彼は、本当に仕事が外せないだけで、事実としてはあなたのことを、今まで出会ったどの女性よりも、とても大切に思っているかもしれません。

あなたがこれだけ楽しみにしていたことを知らなかっただけかもしれませんし、言葉にしていないだけで、ものすごく申し訳ないと思っているかもしれません。

そうだとしたら、彼はあなたを傷つけたいとも思っていないし、ぞんざいにしているわけでもないし、孤独にさせたいわけでもありません。

つまり、「彼が何を考え、どう行動したか」と「自分が出来事をどう捉え、どう感じたか」は、まったく別ものなのです。

それがわかれば、「嫌な気持ちがしたのは彼のせいではなく、わたしのこれまでの人生経験から来る、感じ方・考え方の問題」と理解できるでしょう。

自分を理解してコミュニケーションをとる

パートナーへのアクションは、それを捉えた上で考えると、とてもスムーズにコミュニケーションがとれるはずです。そしてこのときには、残念な気持ちや悲しさはあったとしても、「怒り」は減っているのではないでしょうか。

気持ちを押し殺す必要はなく、伝えても良いのです。

けれど、相手にもやむを得ない事情があるでしょうし、あなたの気持ちをそこまでわからなかった可能性もあることを踏まえた上で伝えると、余計なケンカを避けることができます。

「仕方ないとはわかっているんだけど、わたしはどうしてもこういうときに、落ち込みやすいの」「残念だから、次は埋め合わせに〜してほしいな」などと伝えれば、穏便に話が進むかもしれません。

「ひとまず今日は仕事を頑張ってね」と、相手のことを労える余裕も生まれるかもしれませんね。

そして、彼を責めるよりも、自分自身を労わることを大切にします。

「嫌な気持ちになったわたし」がなぜ嫌な気持ちになったのかを考えると、自分がずっと我慢してきていたことや、見て見ぬ振りをしていた過去の傷が見えてきます。

そんな自分のことを知り、認めてあげること。「そうか、今まで嫌な思いをしてきたんだね」と受け入れてあげること。

それを気づかせてくれたパートナーがありがたい存在であると思えたときには、相手への関わり方も、大きく変わります。

恋愛や結婚は、パートナーを通して、自分自身を見つめ、癒していく作業でもあるのです。

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Written by

小嶋由希子
北海道函館市生まれ。工業高専で情報工学を専攻後、藤女子大学にて日本語・日本文学を学ぶ。イラストレーター・デザイナーとして活動する傍ら、複数企業の採用・人材教育に携わり、自己啓発・能力開発にも関わる。健康・美容ブランドの代理店事業やホステス業を並行し、現在は銀座でナイトワークをしつつライターとして活動している。

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