Ane会

働く大人女性のためのWebマガジン

恋や家庭が上手くいく女性のコミュニケーションルール|vol.3 ケンカの作法

パートナーとケンカをしたとき、あなたはいつもどのように収束させていますか?実際、ケンカの原因がどちらにあるかはあまり問題ではなく、どうしても感情が高ぶり、お互いが「いかに相手に勝つか」という発想になってしまいがちではないでしょうか?

また、冷静なときであれば言わないようなことまでつい言ってしまう、なんてこともあるのでは?

ケンカの最中に感情の高ぶりをおさえられるに越したことはないのですが、一番の問題はそのあとです。今回はそんなケンカの作法についてお伝えします。

「折れる・謝る」が事態の悪化を防ぐ

「折れる・謝る」ということが苦手な女性がいます。

友人や仕事関係ならまだ柔軟に対応ができるのに、恋愛や家庭でとなると、途端に苦手になってしまうという人です。

ケンカになったとき、女性が折れずにいると、男性がその場を収拾するために折れてくれることもあります。

ただ、こればかりが続くと男性の気持ちが冷め、心の溝が深まってしまいがちです。

男性は「カッコ良くありたい」生き物。パートナーの機嫌を伺って、謝ってばかりの自分の姿は決してカッコ良いものではないと思ってしまうため、男性は居心地の悪さを感じてしまうのです。

本来のパートナーよりも、自分をカッコ良く感じさせてくれる女性のもとへ癒しを求めて、浮気に走ってしまうということにもつながります。

折れることができないのは自信がないから

それでは、女性が折れることができないのはなぜなのでしょうか。これはパートナーに対し「負けたくない」という気持ちが強すぎる場合に起こります。

誤解されがちですが、こういう女性は、実は自信がない人のほうが多かったりもします。

自信がないから、さらに自信をなくさないよう、身を守るために戦ってしまうというわけです。

状況によって「自分の非を認めるのがこわい」というケースもあれば、「自分は悪くないのだから折れる必要がない」と思っているケースもありますが、いずれも、「折れる・謝る」ことによって、自分が負けた気持ちになり、自信喪失してしまうのを恐れている場合が多く見受けられます。

正しさを手放す

良好なコミュニケーションをとるためには、「どちらが正しいか」という発想をまずは手放すことです。

目的は、ふたりが仲良くいることや信頼関係を構築することであって、自分の思う正しさを押し付け合うことでも、勝ち負けをつけることでもない、というところに立ち戻る必要があります。

どちらが正しくても構わないのです。目的は、「お互いが気持ちよく共にいること」なのですから。

もちろん、信頼関係をつくるにあたって、どうしてもゆずれないことや、わかってほしいことを伝えることは必要ですし、そこに感情が乗ることもやむを得ません。

自分が悪くないと思っているのだとしたら、それなのに謝るのは違和感があって当たり前です。

ただし、「伝える」ことにフォーカスすれば、一時的にヒートアップしたとしても、自分から折れることは、苦ではなくなるはずです。

「あんな態度をしてしまったことはごめんなさい」「あんな些細なことで怒ってごめんなさい」など、先に自分の反省点を伝えたうえで、「でもわたしは●●がどうしても嫌な気持ちになったの」と伝えれば良いのです。

「わたしは悪くない、あなたが悪い」と一方的に責められるより、相手はまだ受け入れやすいでしょう。

ただし、これを受けとめてくれるかどうかは、あくまで相手の問題です。相手側の性格や心境によっては、すんなり受け入れられない場合もありますが、こればかりは自分にはコントロールできないので、相手に任せるしかありません。

自信を持つことで関係の悪化は防ぐことができる

すべての場合において大切なのは、「わたしには価値がある」という絶対的な自信を持つことです。

先に書いたとおり、自信があったからといって、相手に高圧的になり、意地を張るということはありません。

むしろ本当に自分自身に心から自信を持てるのならば、パートナーからどんなにひどい言葉を勢いで言われても、「勢いで言ってしまったんでしょ」と受け流すこともできます。

ケンカの後に、「ここはわたしも反省点を認めよう」と折れることもできます。

そして、たとえその後、パートナーがなかなか機嫌をなおしてくれなかったとしても、「許せないのは彼の問題。わたしはやるだけのことはやった」と、パートナーの問題と、自分の問題を、切り分けて考えることができます。

それらはすべて、自信ありきなのです。

自信を持つためには、日常に感謝すること

自信を持つためには、どうしたら良いか。それは、「今あるもの」に目を向けることです。

たとえ大好きなパートナーとケンカして、嫌な気持ちになることがあったとしても、それ以外の自分の世界が、いかに満たされているかを自覚することです。

愚痴を聞いてくれる友人がいる、心の支えになる我が子がいる、ストレス発散ができる仕事がある、夢中になれる趣味がある、心から笑えるテレビ番組がある、美味しいランチが食べられる…

たとえばそんな小さなことをいろいろ拾い、「わたしっていろいろ持っているし、恵まれているし、幸せなんだわ」と視点を変えていくことです。

目の前に今あるものに、感謝を持ち、自分はすでに幸せなんだと自覚すること。

これが、自信を作る第一歩です。

そして、ケンカしたあとに折れることができた自分に対しても、本質がわかっていれば自信を持つことができます。余計なプライドを手放し、本当に大切なものを大切にするという発想を持つ自分の強さを、自分自身が認めることで、自信は増していきます。

ケンカはお互いを大切にするためのプロセス

男女のケンカは、お互いの一番見たくないところを見せると同時に、自分の一番見たくない部分を自覚してしまう出来事でもあります。

けれど、しっかりとプロセスを踏んで向き合えば、関係を深めることができると同時に、お互いが自信をつけ、自分を大切にすることも可能なのです。

Written by

小嶋由希子
北海道函館市生まれ。工業高専で情報工学を専攻後、藤女子大学にて日本語・日本文学を学ぶ。イラストレーター・デザイナーとして活動する傍ら、複数企業の採用・人材教育に携わり、自己啓発・能力開発にも関わる。健康・美容ブランドの代理店事業やホステス業を並行し、現在は銀座でナイトワークをしつつライターとして活動している。

女性PRのことならなんでもお問い合わせください。