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【意識改革】ライフイベントを経て働き続ける時に、心がけておきたいこと|Ane会


結婚、出産といったライフイベントを経て、働き続ける女性が増えてきました。女性活躍推進がうたわれて、働き続けやすい環境が整ってきたことが一因かもしれませんね。

環境や制度が整うのは、ありがたいことです。しかし、そこで「どのように働き続けたいのか」を考えるのは自分自身。制度があるから働きやすくなるわけでは決してありません。

結婚というイベント


ライフイベントが全てではありませんが、結婚が自分の生活に大きな変化をもたらすイベントになることには違いありません。

結婚は今まで違う生活環境で育ってきた二人が、同じ空間で生活を共にすること。

一緒に生活してはじめて分かる相手の習慣やくせ、生活リズムの微妙な違い。一人暮らしから二人暮らしになれば、住空間の広さも変わるし、洗濯物の量、作る食事の量も変わってきます。

仕事で帰りが遅くなる時、相手に連絡して、食事をどうするのか相談することもあるでしょう。

結婚生活において、お互いが大切にしたいことは何か。仕事を続けるのであれば、お互いの仕事に対する理解がとても大切です。また、家事をどう分担するか、残業・出張についてどう考えるのかなど、お互いへの期待値を合わせておく必要があります。

ここがずれていると、せっかく家に帰ってきた時に、期待値の違いがちょっとした衝突の原因になり、エネルギーを消耗してしまいます。家はパワーを充電できる場所でありたいですよね。

よくあるのは、相手に「こういう期待をしている」と明確に伝えていないのにも関わらず、「分かってくれているよね?」と思い期待してしまうこと。そしてうまくいかないことが分かると「分かってない!」と怒り、不機嫌になってしまうケース。

「伝える」というのは、相手に理解されてはじめて「伝わった」のであって、自分が伝えたつもりになっていても、相手の耳に入っておらず、理解されていなければ、伝わったことにはならないのです。

こういった些細な日常でのストレスは、職場での振る舞いにも多かれ少なかれ、影響を与えます。

特に女性である私たちは、過去に感じた不快な感情を、似たようなシチュエーションに遭遇した時に思い出しやすい脳の構造になっているので、ストレスを引きずらないようにする工夫が必要です。

もちろん、家でのストレスがないのが理想ですが、ストレスを感じる出来事があったら、職場に持ち込まないために、うまく発散できるといいですね。

発散方法は人によって違いますので、「これをやれば発散できる!」という万人受けする処方箋はありませんが、自分なりの発散方法を見つけておくことをおすすめします。

ちなみに私の場合は…一人妄想時間を作ることです。

ランチ時間、休憩時間に、職場の人に合わないカフェに一人でこもり、ほっと一息ついて、楽しいことを妄想すると意外とすっきりします。

それから、職場の人に対しても、あなたが結婚する時、仕事はどうするのか、どうしたいのか、気持ちを伝えておくとよいでしょう。

男性の上司からあなたへ、結婚についてどう考えているのか、その時仕事をどうするのかは、聞きにくいもの。

セクハラ発言と受け取られるのではと警戒して、気になるけれど聞けない男性上司もいます。だから、自分から話しておくことが自分のためにもなります。

出産というイベント

こちらもデリケートなイベントです。

だれもが必ず出産するわけではないし、出産を望まない人も、望んで授からない人も、外側から見て判断できないからです。

けれど、もし出産を望み叶うのならば、出産後は必ず仕事をする時間に制約が出ることを念頭に置きましょう。

保育園やベビーシッター、おじいちゃんおばあちゃんに子どもを預かってもらえたとしても、親はあなただからです。

そして出産についても、結婚と同様、男性からは聞きにくい話題ですから、自分から職場の人達に話しておいたほうが良いでしょう。

実は私、出産をとても軽く考えていました。

待機児童問題もどこか違う世界の話だったし、出産前のように、出産後も夜遅くまで残業して帰宅するつもりで産前休暇に入りました。

でも、出産したら・・・それどころではなかった。

もちろん、極力時間制約を少なくして働くことはできます。そのための様々なサポートがありますから。

けれど、子どもが病気になったり、それが予想以上に長引いたり、思わぬ怪我をしたり、夜中にぐずるのをあやしていて自分が睡眠不足になったり、大人だけの生活からは想像できない出来事がたくさん起こります。

全てを自分一人で対応するのは無理があります。

ですので、パートナーや頼れる人に頼るのは良いことですが、予期せぬ事態がおこりやすいことを職場の人に知ってもらう必要があります。

もし、あなたの職場が男性中心で、同じチームに出産を経験した人がいなかった場合、彼らにはあなたの身に起こっている事態が想像できません。

想像ができないことを自分から何も言わずに「理解してほしい」と思っても無理な話。なので、あらかじめ伝えておくことがとても大切なのです。

あなたが急に仕事を休まなければならなくなった場合、仕事はどうするのか?

「どうすればいいでしょう?」と上司や同僚に問いかけるのではなく、「私が急に休む必要が出てきた時、私が担当している仕事はこのように進めたいと思うのですが、いかがでしょうか?」というように、自分の提案を持っていきましょう。それだけで、能動的な印象になります。

職場からすれば、あなたが休む間はその仕事を代わりの人に依頼するか、出勤するまで手付かずにするのか、判断しなければなりません。

その案を自ら考えて持ってきてくれるだけで、あなたがどれだけチームに貢献したいのかという気持ちが伝わります。

一番良くないのは、当然のように休むこと。

事前に防げる事態と、防げない事態は確かにありますが、防げなかったとしても、常に周りに配慮した行動をしていれば、休んでしまうことに罪悪感で心を痛める必要はありません。

子どもを育てながら働くことは、自分一人で働いていた時以上に想像力を働かせる必要があり、限られた時間で成果を出さねばならないプレッシャーもあり、大変です。

しかし、やるべきことの優先順位付け、やるべきことにかかる時間の見積もり、影響範囲の考慮など、タイムマネジメントのスキルは確実に向上します。

ですから、時間制約があるから、成果が出せない、評価されない、とあきらめることはないと思います。

公私混同ではなく、リスクヘッジのひとつ

他にも、家族の療養、介護といった出来事に遭遇する場面もあるでしょう。

そんな時も、職場の人には、自分が置かれている状況を隠さずに話し、仕事へ与える影響を想像して話しておきましょう。

職場でプライベートなことを話すことに、抵抗がある人もいらっしゃると思います。

けれど、仕事を続けたいのなら、仕事に影響がありそうな自分の状況を知っておいてもらったほうが、あなた自身も、職場の人たちも、突然の事態に慌てることなく対処することができます。

それは、リスクヘッジのひとつです。

知ってもらう、聞いてもらうのを待つのではなく、ぜひ自分から、話に行きましょう。その勇気を出すことが、あなたがより心地よく仕事を続けていく環境を作るための、一つのきっかけになります。

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参考:内閣府男女共同参画局 女性の年齢階級別労働力率の推移
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-02-01.html

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Written by

石田 映子
愛知県名古屋市生まれ。17年間IT企業でシステムエンジニア、プロジェクトリーダーとしてシステム開発に従事しながら、若手社員育成、女性社員のメンター、社内の女性活躍推進活動にも従事。
育児休暇取得後復帰し、社会人、母、妻、一人の女性としての生き方、あり方を追求し、それを実践すべく、ベンチャー企業に転職し、人の育成に携わる。もうすぐ6歳になる娘を持つワーキングマザー。

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