Ane会

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【意識改革】思いもよらぬフィルターを通して自分を見られた時には|Ane会

働く人が必ずと言って良いほど所持している名刺。

名刺には、

  • 社名
  • 所属部署
  • 連絡先
  • 名前

という自身の基本情報が書かれています。

そのほかに、役職であることを示す言葉や、役割を示す言葉が書いてあることもありますよね。

社名を見れば、何をしている会社か分かることがあります。分からない場合は、所属部署を見ることで、主にどんなお仕事をされているのかが分かります。役職を見ると、どういう立場の人なのかが分かります。役割を見れば、お仕事においてその人が果たす役割が分かります。

名刺とは、小さなカードに過ぎないけれど、その人の情報を端的に表せる、とても有効なものですよね。

けれど、名刺があるが故に、相手に先入観を抱いたり、思い込みをしたり、レッテルを貼ってしまう弊害もあるように思います。

私自身の経験となりますが、以前、役職や役割が書かれていない名刺を持っていた時、取引先や社内の他部署の人と初対面時に名刺交換をして、まともに対応してもらえなかったことがありました。

残念ながら、値踏みをされたんだと思います。

自分より同等、もしくは上である相手だろうと、自分より経験が少ない相手だろうと、共に一つのゴールに向かって仕事するパートナーであることには変わりないのに、肩書がないだけで、ぞんざいな扱いを受けることに、私は強い憤りを感じました。

また、名刺に書かれていなくても、「女性である」という理由で、似たような思いをしたこともあります。

悔しいけれど、まだまだ多くの人は、名刺に書かれた情報や視覚情報から、人を何らかのフィルターを通して見ているように感じています。

フィルターを通して見られて不快だなと感じたら

相手がどのようなフィルターを持っているかは分かりません。逆に自分自身も、無意識に独自のフィルターを通して相手のことを見ていることもあります。

しかし、仮に何らかのフィルターを通して自分を見られてしまい、それを払しょくしたいと感じた場合、どうすれば良いのでしょうか。

まず、相手がどんなフィルターを持っているのかを、把握することが大切です。話をし、態度を見ればどんなフィルターを持っているのか次第に分かってきます。次に、そのフィルターを通して自分が見られたくないと感じたら、そのフィルターを、少なくとも自分に対して取り払って接してもらえるよう、手を替え品を替え、コミュニケーションをとっていきます。

手を替え品を替え…って言われても…と思いましたか?

相手や場面によってやり方は多様にあるので、一概に「これです」とは言い切れないのですが、例えばこんな例があります。

社歴が浅い女性社員が、他部署の男性からある技術領域の話について「女性には難しいでしょうけど」という前提で話をされました。でも、実際はそうではなかったんです。

「そんなことありませんよ」と戦う態度で臨むと、「生意気なオンナ」とか、余計なレッテルを貼られてしまう可能性があります。

なので、いったん、知って理解している内容の話も、その男性の説明をふんふん、と黙って聞くのです。
もちろん心の中では「そんなこと知ってるわよ」って思うかもしれませんが(笑)。

でもそこは我慢。一切それは表に出さずに聞くことに徹します。

聞いたうえで、「教えていただいた話の確認ですが、つまりこういうことと理解していいですよね?」と伝え、それにプラスして、彼が話した内容以上に自分が知っていることを付け加えていく。

そうしたやり取りを繰り返していたら、対等に扱ってもらえるようになりました。

決して、不快だから、面白くないからと言って、感情的に相手と戦ったり、コミュニケーションするのを避けたりしないことです。

フィルターは、誰にでもある

相手のフィルターは、育った環境や、過去の経験から無意識のうちに作られてしまったものです。もちろん私にも、あなたにも、フィルターはあります。

常に意識しているものではないだけに、気付きにくく、自覚しにくいのが厄介ですが、誰もが持っているものです。

だからそれを否定しない。

自分の持っているフィルターも、相手のフィルターも。

それでも、相手のあなたへの応対は変えてほしい。そんな相手に「あなたはこういうフィルターを通して私を見ているのですね」と、ストレートに伝えることをお勧めしない理由は・・・

人から言われて素直に「そうですか」と聞き入れ、変化する素直な人は稀だから。

うすうす自覚はしていたものの、認めたくないと思っていた人は、痛いところを突かれたと感じて不必要に反発することもあります。

自分で気が付けば、人は行動を変えることができます。
だから、緩やかに、そのフィルターを外してあなたを見て、接してもらえるように、あなた自身が行動や言葉を工夫して相手に気付かせるのです。

相手のフィルターに気が付くということは、あなた自身が持つフィルターに気付くことができ、そのフィルターを通さずに人を見ることができる可能性を秘めているということ。

少しずつ、自分のフィルターも外していくと、コミュニケーションの幅も広がり、人間関係が楽になってきますよ!

Written by

石田 映子
愛知県名古屋市生まれ。17年間IT企業でシステムエンジニア、プロジェクトリーダーとしてシステム開発に従事しながら、若手社員育成、女性社員のメンター、社内の女性活躍推進活動にも従事。
育児休暇取得後復帰し、社会人、母、妻、一人の女性としての生き方、あり方を追求し、それを実践すべく、ベンチャー企業に転職し、人の育成に携わる。もうすぐ6歳になる娘を持つワーキングマザー。

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