Ane会

働く大人女性のためのWebマガジン

恋や家庭がうまくいく女性のコミュニケーションルール|vol.5 手放したくない女性は「お母さん」

よく「わたしはあなたの母親じゃないのよ!」とパートナーに怒ってしまう女性がいます。

これは都合良く扱われたり、家事や子どもの面倒を押し付けられたりと、男性からの甘えが見えるときに出てくる感情です。

出会って恋に落ちた瞬間には、男女としてのときめきがあったはず。

なのに気付けばそんなときめきはなくなってしまった…というカップルも多いことでしょう。

特にお子さんがいる家庭なら、母親は子どものことで頭がいっぱい。旦那さんに「甘えないで」といういらだちを感じるのは当然かもしれません。

けれど、パートナーの「お母さん」になるのは、本当に悪いことでしょうか?

実は男性にとって、女性が良い意味で「お母さん」になれるかどうかが、恋愛や結婚を長続きさせる秘訣になると言っても過言ではないのです。

最初の「刺激」は長続きしない

始まりはとてもロマンチックで刺激的な恋愛だったのに、時の流れとともに、あっという間に冷め切ってしまうということは、よくある話です。

男性は「ハンター」によく例えられます。気に入った女性を、「自分だけのものにしたい」と思うと、一生懸命、落とすための努力をします。

慣れないLINEのラリーをしたり、背伸びしてちょっと贅沢なデートを計画したり。ところが、一度手に入ってしまうと、必ずと言っていいほど、安心感から通常運転に戻ってしまいます。

長く付き合えるかどうかは、そこから先の信頼関係を、どう構築していくかにかかっています。

お互いの容姿は、刻々と変化していきます。特に同棲や結婚をして、生活を共にするふたりならば、見慣れるのも早いかもしれません。他人には見せられない姿を、家では堂々と見せてしまうこともあるでしょう。さらにパートナーの肩書きや経歴は、外に言う分には自慢できるかもしれませんが、当の本人たちの恋愛感情には、何の意味もないものに変わります。はじめは絶え間なく続いていた会話も、共に過ごす時間が長くなると、どんどん減っていきます。

実は意外とありがちなのが、若く美しくステータスのある女性と結婚し、周りから羨ましがられている男性が、一見ごく普通の女性と不倫をしている、というケースです。

これは男性が「精神的な癒し」を求めている典型的な例、ということでもあります。

男性が女性に求めるのは「ホーム」

仕事では、疲れることがたくさんあります。理不尽な目にも遭うし、責任を負わなければいけないこともあります。そんなとき男性は、疲れを癒してくれる場所を求めます。

仕事が終わり、プライベートに変わるとき、「ホーム」になれる女性かどうか。

連日仕事に行き、たくさんの試練や敵と向き合い疲れても、安心してパートナーの元へ帰りたくなり、自分の居場所と感じられるかどうか。

これこそが、長く一緒にいたいと男性が思うかどうかの基準です。

男性が求めているのは「母性」である

「パートナーのホームになる」ということは、「パートナーの母親になる」ことと、きわめて近い発想です。

一言で母親といっても、「自分の母親に似た女性」を理想としている男性もいます。

ただ場合によっては、これまでの人生で母親との関係性がうまく作れず、甘えるべき時期に甘えられなかったなどの理由から、お付き合いする女性に、実の母親でしてもらえなかった役割を無意識のうちに求める男性もいます。

「お母さん」になるというのは、なにも過保護に干渉し、あれやこれやと世話を焼くという意味ではありません。

自分の子どものように、「パートナーの可能性を信じ、人間性を認め、すべてを肯定してあげる」ということです。

パートナーが、まるで母親に守られていると感じられるように、どんなときでも「自分は愛されている」と思わせる女性でいる、ということです。

恋愛は男女ともに、自分の本性が見えるもの。まるで子どもに戻ったように感情があらわれてくることも、よくあります。そのため余裕がなくなると、反抗期を迎えた子どものように、理不尽にいらだちをぶつけてくる男性もいます。

そんなとき、女性はついついケンカを買ってしまったり、「わたしだって甘えたいのに、あなたばかりわたしに甘えて」と責めたりしてしまいます。

でもそういうときこそ、彼が求めているのは「母性」なのだと理解することで、ストレスは減るのです。

ポイントは「愛があるかどうか」

なにも母性を発揮するということは、我慢してすべて飲み込む、ということではありません。

時には母親のように、愛ある叱咤も必要でしょうし、本気のぶつかり合いも起こるでしょう。何もせずそっとただ見守ることが必要な時期もあります。

それこそ対等なパートナーなのですから、意見を伝えることも大切です。

ただ、表面的なコミュニケーションではなく、「自分をどのように受けとめてくれているか」を男性は見ている…と考えるのです。

「この女性は、どんなときも自分の味方でいてくれるのか?どんなときも、愛情を持って接してくれているのか?」ということです。

ここで言う「愛情」が、見返りを必要としない、母から子に与えるような、「無償の愛」であることが、男性が求める理想だと考えていて良いでしょう。彼の欠点さえも受け入れ、「でもどんなあなたでも素晴らしいよ」「あなたは自信を持っていい人なのよ」ということを、心から信じて、態度や言葉で示してあげられる女性であることが、まるでお母さんであるということです。

もちろん、本当のお母さんではありませんから、ときめきの要素を保つバランスは大切でしょうし、「もっと〜してほしい」「今度の休みは〜したい」などと自分の要望を伝えることも、女性としては大切なことです。

けれどその結果、たとえ彼に余裕がなく、あなたの思い通りの反応が返ってこないとしても、どっしり構えていられるかどうかが、ポイントです。

母性を発揮するということは、自分に優しくなるということでもある

こうした点を心がけることができれば、男性にとって「手放したくない」女性になることができます。

赤の他人に対して、お母さんのような心境になるということは、一見なかなか難しいことのように思えるかもしれません。

けれど女性にとって、「母性」は男性にはない、貴重な能力でもあります。

意識して母性を発揮することが習慣になると、パートナーに対して、腹が立つことが減り、自分自身のストレスがなくなります。

母性を発揮するということは、パートナーの男性に優しくするというだけではなく、自分自身に優しくなる、ということでもあるのです。

Written by

小嶋由希子
北海道函館市生まれ。工業高専で情報工学を専攻後、藤女子大学にて日本語・日本文学を学ぶ。イラストレーター・デザイナーとして活動する傍ら、複数企業の採用・人材教育に携わり、自己啓発・能力開発にも関わる。健康・美容ブランドの代理店事業やホステス業を並行し、現在は銀座のバーに勤務しながらライターとして活動している。

女性PRのことならなんでもお問い合わせください。