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恋や家庭がうまくいく女性のコミュニケーションルール|vol.9 「価値観が違う」とはどういうこと?

「ついパートナーにイライラしてしまう」「ケンカが増えてきた」という悩みを抱えている夫婦・カップルは多いもの。付き合いはじめはときめきや高揚感もあり、お互いに気を遣っていることで保てていた関係も、年月が経つにつれて変化していきます。

ひとりの人と、穏やかに長く付き合い続けるにはどうしたら良いのでしょうか。

価値観の違いは、優先順位の違い

離婚や破局の理由として挙げられるもののひとつに「価値観が違った」という表現があります。

価値観というのは「何を大切にしているか」ということです。

つまりは、物事の優先順位とも言い換えられます。この価値観(優先順位)は人それぞれ違います。

  • 「家族を大切に思っているなら、日曜は接待ゴルフよりも家族でのレジャーを優先する『べき』よね」
  • 「家族を大切に思っているからこそ、しっかり稼いで良い暮らしをさせてあげるために、日曜も接待ゴルフに励む『べき』だろう」

このように、「家族を大切にする」という思いがたとえ同じであっても、優先順位が違うために表現が違うということは、よく起こります。

価値観(優先順位)が違うと感じる例として、次のような経験をした人も多いのではないでしょうか。

★2週間ぶりに会う彼と、付き合って1ヶ月目のデート

これまで、彼からおしゃれなレストランでのちょっと贅沢なディナーをご馳走してもらってきたあなたは、この日を楽しみに、きれいめのワンピースに身を包んで、待ち合わせ場所に向かいます。

ところがそんな彼に連れていかれたのは、予約していない安い居酒屋チェーン店。

「付き合って1ヶ月経ったし、ここでいいよね?」と彼から言われてしまいます。

こんなとき、多くの女性が抱きやすい気持ちとしては「釣った魚に餌を与えないってこと?」「わたしにはその程度の価値しかないってこと?」という落胆です。そう感じてしまう女性には、「大切なパートナーとの久しぶりのデートは、きちんとした場所でロマンチックに過ごす『べき』だ」という価値観があるからです。

しかしこの彼が、手を抜いたわけではないとしたら、どうでしょうか。

彼はもともと、リーズナブルで気取らない店が大好き。おしゃれなレストランは、居心地も悪くリラックスできない上、実はお財布事情も厳しかった。それでも、女性を口説くために今まで無理して背伸びをしていた。

ようやく親しくなってきて、素の自分を出しても嫌われないと安心したので、いつも通りのプランを提案した。

これが事実だとしたら、むしろこの男性は女性に心を開いており、二人の関係は順調だということがわかるでしょう。

根本にある相手への好意は同じにも関わらず、価値観が違うだけなのに、そこを理解できないとこじれてしまいます。

自分の「当たり前」はパートナーの「当たり前」ではない

ケンカが絶えないカップル、もしくはそれを通り越して無関心になったというカップルは、こういった価値観の違いに振り回されていることが多くあります。

自分の中の「こうするべき」が強すぎて、相手の価値観を受け入れることができないのです。

ここには、自分の中の「善悪のジャッジ」が影響しています。

  • 「『普通は』こう思わない?」
  • 「その考えは『間違っている』と思う」

こういう会話が、ケンカの最中によく飛び交うカップルは、善悪のジャッジが強すぎると言えるでしょう。育ってきた環境が違えば、「普通」「当たり前」「正しさ」は全く違ったものになるのです。

◇バスタオルは何回使ったら洗濯するのか?
◇歯磨きは一日何回するのか?

たとえばこれらの生活習慣は、それぞれの家庭ごとに違い、正しい間違いもなく、好みの問題でしかないということは、誰にでもわかります。

全ての価値観は本来、このような違いでしかないのです。

けれど価値観の違いを譲ることができないがために、バスタオルや歯磨きレベルの話でさえ、しょっちゅうケンカしてしまうようになるのです。

正しさを手放し、価値観を受け入れる

不要なケンカを防ぐためには、自分の持つ「正しさ」を手放し、相手の価値観を受け入れることから始まります。

相手は自分の大切なパートナーなのです。

競争相手でもなく、勝ち負けをつける必要もない相手だからこそ、常に「この人と仲良く過ごす」という目的を意識する必要があります。

どうしても感情的になってしまうこともあるでしょう。

そんなときは、相手の意図を理解し、相手の優先順位が何なのかを確かめるよう努めます。

「彼もわたしのことが好きなんだ」
「彼もわたしと仲良くしたいんだ」
「彼は安心してわたしに甘えているんだ」

と、相手の意図と優先順位さえわかれば、腹をたてたり、落ち込む必要がないことも、多々あるのです。

敵ではなく最愛のパートナーであるということ

もし相手の価値観を理解したくないと感じ、自分の価値観を押し通したいと思ってしまうのであれば、それは本連載vol.6で触れたように、愛が薄れているのかもしれません。

けれど、パートナーのことをやはり愛していると思うのであれば、お互いの価値観の違いを認めた上で、「でもわたしはこうしてくれたら嬉しい」と伝え合うことができるはずです。

「正しいか間違いか」ではなく「好きか嫌いか」で会話をするのを意識することも、その方法のひとつ。

「普通はこう考えるよね?あなたは間違っている」ではなく、「あなたはそうするのが好きなのかもしれないけど、わたしはそれは嫌なの」のほうが、決めつけられている感がなく、会話もスムーズに運びます。

目の前にいるのは、敵でもライバルでもなく、大切な愛しいパートナーだということ。

そんなパートナーの理解に努めることで、関係は円滑に進んでいくことでしょう。

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Written by

小嶋由希子
北海道函館市生まれ。工業高専で情報工学を専攻後、藤女子大学にて日本語・日本文学を学ぶ。イラストレーター・デザイナーとして活動する傍ら、複数企業の採用・人材教育に携わり、自己啓発・能力開発にも関わる。健康・美容ブランドの代理店事業やホステス業を並行し、現在は銀座でナイトワークをしつつライターとして活動している。

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